妊娠9ヶ月のタレント・“ユッキーナ”こと木下優樹菜（24）が10日、都内で行われた「歯科助手（正式名称は「歯科 医療事務管理士技能認定試験」）資格試験」結果発表会に登場。この日まで試験の合否を知らされていなかったユッキーナは、「合格です」と告げられると、身重にもかかわらず、何度も飛び跳ね、体全身で喜びを爆発させた。
高校は、「面接と作文だけで試験がない高校」に入学。車の免許すら仮免許に26回挑戦し全落ちと、これまで「試験」に合格したことは皆無。それが、初めて試験合格し、「おバカキャラ卒業です」と、晴れ晴れとした表情で宣言した！
株式会社ユーキャンが提供する通信講座の魅力を伝えることを目的としたWEB コンテンツ「はじめて！ユーキャン」 を今年１月１日（日）より公開。勉強が苦手なユッキーナが「歯科助手」の資格取得を目指し奮闘する様子をWEB ムービーや定期更新レポートで紹介しきた。
ユッキーナは、歯科助手の資格を取得すべく、昨年の10月下旬よりユーキャンの通信講座にて学習をスタート。7 ヵ月におよぶ人生最長の勉強の末、本年5 月に試験に挑戦していた。
初めてこの話が来たとき、「正直無理でしょと思いました。歯科助手って何？何やんの？」と、歯科助手そのものがわかっていなかった。さらに、「人生の中で、教科書を見るのが小学校以来なかった。中学生になってからは、教科書を教科書扱いしていなかった。この漢字なんていうの？から始まった」そうだ。
自他ともに認める勉強嫌いなユッキーナは、「（勉強が）イヤでしょうがなくなり、叫んだりとか…」と、ストレスがたまる一方で、さすがに周りは、この状況に「まずいな」という空気が流れていたという。
始めた頃は壁にぶつかりっぱなしで、「わからない事がわからない」状態だった。ところが、「中盤ぐらいから、いろいろリンクし始めて、パズルがいきなり揃ったみたいになって、気持ちよかった」と、勉強の成果が出始め、最後の方で、ようやく楽しくなってきたそうだ。
仕事や家事の間に勉強するだけでも大変なのに、プロジェクトの途中で懐妊していることが分かった。「妊娠はあれだけど、仕事しながらは大変だった。きょうやろうと思っても仕事と体調によって、すごく眠くて。寝ちゃったりしたことはあった」と、苦労の連続だった。
夫のお笑いコンビ『FUJIWARA』の“フジモン”こと藤原敏史（41）の反応は、「見守ってくれているのかと思ったら、優樹菜が勉強をちゃんと、やっているもんだと思っていたらしいんですよ。それで、『全然、やってないんだよ』っていったら、『エッ！』とビックリして、『今日ヤリな、ヤリな』と、背中を押すことがしばしばありました。試験の日も『今日ガンバッテね』と、声かけてくれた」と、叱咤激励していたという。
肝心の受験の手ごたえはというと、「思ったより出来たなっていう自信があり過ぎて、逆に怖いんですけど」と、自身満々に言い切るも、マイクを外して、「言っちゃってるけど大丈夫かな…」と、不安そうな本音もポロリ。
MCが、「合否の結果がここに」と、いよいよ発表間近になると、「ヤバいヤバい……頑張った。頑張ったもん」と、自分に暗示をかけるように、繰り返した。それでも、緊張から、「生まれる～」と、お腹を押さえて絶叫するほど、不安な気持ちはピークに達していった。
「合格でーす」というと、「ヤッタ～。これドッキリじゃないですよね。マジで」と、大はしゃぎ。そして、証書を手にし、「もし、受からなかったら、再挑戦とか言うんだもん」と、緊張から解き放たれ、うっすらと涙が浮かんでいるようにも見えるほど感動していた。
少し冷静になって、「私はバカじゃないです。自動車免許も26回落ちてる。免許も持っていないぐらいなので、まさか受かると思わなかった。今まで、何とかなるだろうで生きてきた人間で、実際に、24年間生きてきて、何とかなってきた。でも、これ（資格試験は）何とかなるだろうは通用しない。何とかするのは自分」と、さっそく勉強した成果か、含蓄ある言葉が飛び出す。
そして、おバカキャラは卒業？と報道陣から問われると、「鈴木奈々ちゃんみたいなおバカちゃん出てきているから、どうぞどうぞって感じです。母親になることだし、タイミングがよかった。おバカキャラは卒業」と、卒業宣言も飛び出した。
吉報に、フジモンは、「（イベントと囲みスタートのちょっとの待機時間に）電話したら、『良かったじゃん』って、超喜んでました」と、さっそく報告したそうだ。
最後に、「バカでも出来ると証明できた。バカだからと諦めないで、チャレンジしてください。がんばれバカたち！」と、ユッキーナらしい言葉で、エールを送った。
