/【インタビュー・後編】結城アイラ“新天地”で悩み突き抜ける!「ホライゾン」には

【インタビュー・後編】結城アイラ“新天地”で悩み突き抜ける!「ホライゾン」には

【インタビュー・後編】結城アイラ“新天地”で悩み突き抜ける!「ホライゾン」には
アニメ『境界線上のホライゾンⅡ』のEDも決定

 デビュー前には、アコースティックやピアノの弾き語りを路上ライブでやっていたという。
「みんなが見てると、恥ずかしくて動かないというタイプなんですけど、路上ライブって、なかなか見てもらえなかったりするんです。でも、『負けないぞ!』って気持ちになるのが割と好きで、『振り向かせるぞ!』という気持ちでやるのが好きでした。アコースティックライブとかも、結構おもしろいこととかを言ってもなかなか笑ってくれなかったりして、難しい空間なんですけど、どうやって自分の空気感に持って行こうか考えるのが好きだったような気がしますね。割とまっすぐになっちゃって、周りの人を見ないタイプかなと思います。猪突猛進タイプかな、一つのことに集中しちゃうタイプです。でも、一つのことに対して始めたら柔軟になれていると思います」

 歌謡曲で育ち、70年代、80年代の音楽が好きで、路上ライブなどを通して自分を磨き続けた結城アイラ。デビューしてからは、アニメの主題歌を歌うことが多いが。
「アニメの曲ってすごく独特だなと思うことが多くて、以前はピアノの弾き語りで、座って演奏することが多かったんですけど、アニメのライブだと、立って歌うというのが新鮮で、『星が永遠を照らしてる』などもアコースティックでも歌える範囲のものですけど、全然違うテンポの曲をたくさん歌わせていただく機会が増えたので、“新天地”に来たという感じなんです。
 最初の方は本当に、どうやっていこうっていう悩みだったり、いま思えばあるんですけど、ひとつの作品にかかわって、主題歌だったり、イメージソングを歌わせて頂くなかで、みんなで一つの作品を作っていくということが素敵なことだと思い始めたんです。それまでは、アコースティックで、自分で弾き語りをして作詞作曲をして、自分との戦いというか、自分でコンセプトを決めてやっていたんですが、アニメというのは作品がありきで、作品に沿って詞だったり曲ができてきて、そしてその詞と曲のイメージに合った曲を歌っていくというのは全然違うなと思いますね」

【インタビュー・後編】結城アイラ“新天地”で悩み突き抜ける!「ホライゾン」には
小さい頃から歌を分析して歌っていた

 とはいえ、自分の考えた世界を表現することから始め、アニメという人が考えた世界を歌うということに葛藤はなかったのだろうか。
「楽なのはやはり自分の曲をやっているのが楽ですよ。それは、誰からも文句を言われても、私が作ったんだからいいじゃんって言えると思うので。作品があるものは、やっぱり(世界観やイメージを)壊しちゃいけないとか、責任もプレッシャーもあるので。でも、アニメの世界はおもしろくて、楽しいです。こうやって歌おう、ああやって歌おうというのをすごく考えているわけではなく、割と自然にやっていることが多くて、歌を録っていただく際も、プロデューサーに、こうしてああしてとは言われなくて、自由にやってと言われることが多いですね。これは、小さい頃の分析のおかげか分からないんですが(笑)、テレビでアニメが放映されたり、『ヤマト』だったら劇場で曲が流れた時に、その曲自体で観るのではなく、1つの作品として観て頂くと思うので、一緒に絵コンテとかを観た時に寄り添えたなっていう気持ちが生まれましたね。発進式のときに初めて(映像を)観たんですけど、『ヤマト』はピッタリ合っててビックリしました。素敵だなと思いました」

 だが、「楽しい」と思えるようになったのは、最近で、デビュー当時は、やはり、悩んだという。
「デビューの『colorless wind』のときは、レコーディングで何回歌うんだろうというぐらい歌いましたね。アニメの作品と、自分のこうしたいというのがぶつかっていたんです。そのとき、レコーディングで10時間とかかかったんですよね。その10時間の間にどう納得するかっていう感じで、最後には納得できたんですけど、そこに行き着くまで、すごく時間がかかりました。
 当時はレコーディングのときに『私はこう思います』って歌っているところと、プロデューサーが意図している部分でぶつかることもありましたが、詩と曲を見てこの作品はどういう作品なのかなと考えられる様になったので今ではほとんどぶつかることはないですね。
 最近は、どんな作品なのかなって歌う前に資料を読ませていただいたりすることで、こうやって歌えばいいのかなっていうのが、正解じゃないかもしれないけれどだんだん、自分の中ではこういうふうにしたいなという気持ちが出てくるんです。たぶんこうだろうなという気持ちを表現する感じです。あとは、歌ってみて、聴いて、なんかこれは違うなと思った時に録り直したりとか、感覚です。逆に考えて歌うのは難しいですね」

【インタビュー・後編】結城アイラ“新天地”で悩み突き抜ける!「ホライゾン」には
みんなで一つの作品を作っていくのは素敵なこと

 今年7月からの放映のアニメ『境界線上のホライゾンⅡ』EDを歌うことも決定し、『悲しみは誰の願いでもない』が8月8日発売する。
「お話しを頂いた時はビックリしました。ライトノベルが出ているんですけど、とても分厚くて見た目のインパクトがすごかったんです(笑)いま、一緒にラジオをやっているうえむらちかちゃんと、『ホライゾンという作品があってね』という話をちょうどしていた頃に、その作品に決まって、『あっ!』っていう感じでしたね。そうそうたるキャストさんやアーティストさんと共演できてとても光栄だなと思います。今回の曲はとても力強い歌になっていて、また、“新天地”な結城アイラが見せれるかなと。
 これもだいぶ歌いました(笑)。読み解かないと難解なんです。歌詞を頂いたときに、歌詞をつらっと読んでも、これは誰のことを歌っているのかなと考えてしまって、作品は第1期も終わっているので見て、原作も見て、整備して、これはこの人のことだなとなんとなく自分で判断して、結構見たんですけど、本当に難解でした(苦笑)」

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「あんまり振り返らない主義で、作品が出来上がったら、作品に『頑張ってくるんだよ』って送り出すという感じです」。取材を終えると、撮影していたカメラに興味津々で、「持たせて下さい!」と、実際に手に持ち「重たい!」と、無邪気な笑みを見せることも。そんな、何にでも興味を持つ彼女が、いろいろなものを吸収していき、どこまで飛翔していけるのか。これからに注目していきたい。

■『結城アイラ&しほり(瀬名)presents ラブリィ♡シフォン』
2012年7月15日(日)渋谷ラストワルツ
18:00開場19:00開演

■『音霊 OTODAMA SEA STUDIO 2012』
2012年7月21日(土) 音霊 OTODAMA SEA STUDIO
14:30開場15:00開演
http://www.otodama-beach.com/2012/live/07/#992

■『nonstop アニソントレイン 祭 2012 in 大阪』
日 時:2012年8月3日(金)
会 場:大阪城 西の丸庭園
http://anitore.me/

■『オトメイトパーティ2012』
日 時:2012年8月4日(土)
会 場:東京国際フォーラム ホールA
17:30開場18:30開演
http://www.otomate.jp/fair_event/event/party2012/

■『MUSIC ENERGY 2012』
2012年8月30日(木)新国立劇場 中劇場
18:15開場19:00開演
Kalafina/南里侑香/宇浦冴香/結城アイラ/小川真奈/サントス・アンナ/織田かおり/春奈るな
http://spacecraft.co.jp/music_energy_2012/