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日本データ復旧協会、2023年のデータ復旧業界統計と安心取引への取り組みを発表

日本データ復旧協会が、2023年のデータ復旧業界・市場規模に関する統計データを発表しました。さらに、データ復旧サービスの安全な取引を促すための強化措置も発表されました。

2023年のデータ復旧業界の動向

2023年のデータ復旧依頼台数は、昨年比減で73,400台と推定。PC販売数の減少や、HDDからSSDへのシフトなど、業界全体で多岐にわたる変動が見られました。特に注目すべきはサーバー。クラウド化の加速による販売台数減少とは裏腹に、ランサムウェアによるデータ被害が後を絶たず、大規模化の一途をたどっています。

Windows11のセキュリティ仕様に対応した対策の推奨

また、復旧依頼が若干の減少傾向にある一方で、Windows11のセキュリティ仕様による復旧作業への影響も報告されました。ユーザーが意識していない暗号機能で復旧作業に対応できないケースが見受けられるため、Windows10のサポート終了に伴いWindows11へのアップグレードや新規購入の際は、「Microsoftアカウント登録」や「BitLockerの回復キーのバックアップ」を行うことを推奨しています。

データ復旧サービスの安全な利用を促す取り組み

さらに、日本データ復旧協会は、トラブルを防ぐための取り組みも発表しています。昨年公開された「データ復旧サービスのガイドライン」および「データ被害時におけるベンダー選定チェックシート」に加え、今年は「データ復旧サービスのトラブルにあわれた方の問題解決に向けた支援のための情報」を公開しました。これらの提供により、企業・個人問わずデータトラブルに迷った際に、安心してデータ復旧サービスを選定し取引できることを目指しています。

関連リンク:データ復旧サービスのガイドライン:https://www.draj.or.jp/guideline/データ被害時におけるベンダー選定チェックシート:https://www.draj.or.jp/guideline/データ復旧サービスのレスキュー商法およびデータ復旧サービスのトラブルにあわれた方の問題解決に向けた支援のための情報:https://www.draj.or.jp/rescue/

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