女優・小泉今日子(46)が4日、都内で『第49回ギャラクシー賞贈賞式』にテレビ部門個人賞に輝き登壇した。
NPO法人・放送批評懇談会が主催する日本の放送文化の質的な向上を願って、優秀な番組・個人・団体を顕彰するために創設された賞で2011年4月1日~2012年3月3日まで放送された中で、テレビ大賞、ラジオ大賞、CM大賞、報道活動の部門で表彰された。小泉のほかに、個人ではニッポン放送の吉田尚記アナウンサー(36)がラジオ部門を自身がパーソナリティを務める『ミュ~コミ+プラス』(月~木曜深夜24時~)でDJパーソナリティ賞を受賞した。
黒いシックなドレスで登場した小泉。『最後から二番目の恋』(フジテレビ)と連続ドラマW『贖罪』(WOWOW)の演技が評価され、今年一番輝いていたと評された。
『最後から二番目の恋』で45歳独身プロデューサーとしての役を演じたが、「40過ぎて独身で、仕事しかないみたいのというのが共通していると思います。若い人たちが観て、その中で、大人になるのも悪くない同年代にエールを送れるような役作りをしました」と、コメントし、「自分が子供のころ観ていたドラマは、大人になってこういう恋をしてみたい、そういうことができたような感じです」と、感無量な様子。
今年で芸能生活30周年を迎えるが、「仕事しかないんで」と、クールに笑うと、「世の中、私達よりもっと若い世代の人は世の中に不安があって、景気のいい時代を知っている私達の世代が元気に先導できたら」と、お茶目に笑い、その場を後にした。
■ほか、受賞作品
●CM部門
○優秀賞
・トヨタマーケティングジャパンFTDA『ReBORN篇』『宇都宮・餃子篇『ヒッチハイク篇』『ハワイアンズ篇』
・ライオン歯ブラシ家族シリーズ『お兄ちゃん』『未来の家族』『息子と母親』
○大賞
・サントリーホールディングス 企業 シリーズ歌のリレー『見上げてごらん夜の星をA』『見上げてごらん夜の星をC』『上を向いて歩こうC』『上を向いて歩こうA』
○特別賞
三陸に仕事を!プロジェクト実行委員会 浜のみさんが『環』 岩手・宮城誕生篇
●ラジオ部門
○優秀賞
・『久米宏 ラジオなんですけど』
・ABC創立60周年記念ラジオ時代劇『元禄・堂島米市場螢舞~平成に近松の幽霊が甦る』
・ラジオドキュメンタリー『消えた月光仮面』
○大賞
・ラジオドラマ『鉄になる日』(小松左京著『日本アパッチ族』より)
○DJパーソナリティ賞
・吉田尚記
『ミュ~コミ+プラス』(ニッポン放送)パーソナリティとして
●報道活動部門
○優秀賞
・市営散弾銃射撃場鉛汚染問題における一連の報道
・オムニバス・ドキュメンタリー『3・11大震災 記者たちの眼差し』Ⅰ~Ⅳ
○大賞
・絆いわて『ふるさとは負けない!』キャンペーン
●テレビ部門
○優秀賞
・『鈴木先生』
・ハイビジョン特集『しあわせのカタチ~脚本家・木皿泉 創作の“世界”』
・『世界の果てまでイッテQ!イモトが挑む南米大陸最高峰アコンカグア登頂スペシャル』
○大賞
・連続テレビ小説『カーネーション』
○特別賞
・ETV特集『ネットワークでつくる放射能汚染地図』シリーズ
○個人賞
・女優の小泉今日子(46)
『最後から二番目の恋』(フジテレビ)と連続ドラマW『贖罪』(WOWOW)の演技で受賞
●志賀信夫賞
・上村伴次郎
●マイベストTV賞第6回グランプリ
・『妖怪人間ベム』