キャムコムグループの一員である株式会社インタツアーは、2025年から2027年卒業予定の学生を対象に「配属ガチャ」に関する意識調査を実施し、その結果を公開しました。この調査は、新卒採用における配属先の告知時期が求職者の意思決定に与える影響を探るものです。
調査結果の概要
調査対象者: 25年、26年、27年卒の大学生23,514名回答者数: 958名調査期間: 2024年1月22日から1月31日調査方法: Webアンケート
新卒採用市場の現状
現在の新卒採用市場は売り手市場が続いており、「勤務地や職種を自分で選びたい」という学生のニーズが高まっています。しかし、多くの企業では依然として配属先が内定後になってからの告知が一般的で、これが内定辞退の一因となっています。
調査の目的
この調査は、学生がどのように配属先の告知時期や内容に反応しているかを把握し、企業側がより効果的な採用戦略を立てるためのデータを提供することを目的としています。
配属先の告知時期
約8割の学生が内定式までに配属先を知りたいと回答。配属先の告知が遅れると、6割以上の学生が内定承諾保留や辞退を検討。
勤務地と職種の選好
約43%の学生が希望勤務地でなければ辞退を考えると回答。約36%が希望部署・職種でなければ辞退を考えると回答。
地域限定社員とジョブ型雇用
地域限定社員に対して肯定的な意見が約60%。ジョブ型雇用に関心を持つ学生が5割を超える。
まとめ
この調査結果は、新卒採用における「配属ガチャ」の課題を浮き彫りにし、学生が企業選びにおいてどのような要素を重視しているかを示しています。企業はこれらのインサイトを活用し、より学生に受け入れられる採用プロセスの設計が求められます。
