奇跡の生還から15年!幸運の象徴「おかえり!カーネル」が感謝を込めて人形納め

奇跡の生還から15年!幸運の象徴「おかえり!カーネル」が感謝を込めて人形納め

奇跡の生還から15年!幸運の象徴「おかえり!カーネル」が感謝を込めて人形納め

 1985年、道頓堀川に投げ込まれて姿を消したカーネル立像。行方不明から24年後、奇跡の生還を果たし、「おかえり!カーネル」と命名されたあのカーネル立像が、老朽化で保管が困難になったことから人形納めが実施された。

 1985年、プロ野球『阪神タイガース』が31年ぶり優勝した際、熱狂したファンがケンタッキーフライドチキン(以下:KFC)道頓堀店(現在は閉店)のカーネル立像を道頓堀川に投げ入れられて姿を消した。以来、行方不明となったと同時に、急激に阪神タイガースが低迷したことから、「カーネル・サンダースの呪い」と都市伝説で語られたほど。

 それから24年の時を経て引き上げられたことで、2009年6月25日に「おかえり!カーネル」と命名され、また長い年月を経ても変わらぬ笑顔で現れたことから“幸運の象徴”とも呼ばれるようになった。

 損傷が激しかったものの、各イベント会場やKFC阪神甲子園店での展示などで広く一般公開。それ以降は弊社関西オフィス(大阪府大阪市)の受付で大切に保管されてきた。実に15年もの間KFCの広告塔として絶えず笑顔で時の流れを見守ってきたが、老朽化が進みこれ以上の保管が困難になったことから、3月8日に住吉大社(大阪府大阪市)で「おかえり!カーネル」人形納めを実施した。

 当日は、弊社代表取締役社長をはじめとした役員が参列。神前に玉串をささげる玉串奉奠(たまぐしほうてん)などで「おかえり!カーネル」へ感謝とお別れを告げた。お供え物には、御神酒に加え、オリジナルチキンを奉納するなどKFCらしい式となった。

奇跡の生還から15年!幸運の象徴「おかえり!カーネル」が感謝を込めて人形納め
「おかえり!カーネル」

 ■「おかえり!カーネル」年表
 1985年10月16日
 プロ野球『阪神タイガース』の優勝に熱狂した2~3人のファンが道頓堀店の立像を優勝の立役者であった外国人選手に見立てて胴上げを始め、さらに、10人程のファンが再度胴上げ。通りはファンで埋め尽くされ、止める声も届かないままに橋まで運ばれ、そのまま道頓堀川に姿を消す。そのまま行方不明に。

 2009年3月10日
 道頓堀川から24年ぶりに発見される。

 2009年3月11日
 元来の所有権は道頓堀店にあったが、すでに閉店していたため、日本KFCが引き継いだ形で大阪市と協議され、返還が決定。

 2009年6月25日
 NPO「文化財保存支援機構」による修復作業の姿を公開。奇跡の帰還を祝い”幸運の象徴”として「おかえり!カーネル」と命名。

 2009年8月22日以降
 大阪市内で実施されるイベント「水都大阪2009」や、KFC阪神甲子園店などで展示。他にも、奈良大学博物館の企画展に保存修復物の一例として貸し出し。

 2017年2月27日
 東京都・渋谷区の日本KFC本社6階受付に設置されていたが、神奈川県・横浜市へのオフィス移転のタイミングで、大阪府・大阪市にある日本KFC関西オフィスへ移し、以降、社屋で展示。

 2024年3月8日
 老朽化によりこれ以上の保管が厳しいと判断し、住吉大社にて人形納めを実施。

奇跡の生還から15年!幸運の象徴「おかえり!カーネル」が感謝を込めて人形納め
「おかえり!カーネル」

 

奇跡の生還から15年!幸運の象徴「おかえり!カーネル」が感謝を込めて人形納め
人形納めの様子
奇跡の生還から15年!幸運の象徴「おかえり!カーネル」が感謝を込めて人形納め
人形納めの様子


奇跡の生還から15年!幸運の象徴「おかえり!カーネル」が感謝を込めて人形納め
人形納めの様子


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