ハイフライヤーズ、 JAPAN HR DX AWARDS FINALで 「エンゲージメント部門 最優秀賞」「採用部門 優秀賞」を受賞

千葉県内に認可保育園「キートス」を11園運営する株式会社ハイフライヤーズは、2024年2月27日に開催されたJAPAN HR DX AWARDS FINALにおいてハイフライヤーズの取り組みが評価され、「エンゲージメント部門にて最優秀賞」「採用部門にて優秀賞」を受賞しました。

エンゲージメント部門:「ありがとうを風化させない組織創り」

ハイフライヤーズの職員の約半数は、学生時代から当たり前にSNSに触れ合ってきた世代であり、SNSの「いいね」で自身の承認欲求が満たされ、安心したり喜びを感じます。そんな職員たちは、自分の仕事の成果や日々の努力に対し、評価や表彰等よりも、同じチーム内の同僚からの承認・感謝を得られることの方が心理的な価値が高いのだということがわかりました。保育園名の「キートス」とは、フィンランド語で「ありがとう」の意味で、日々の感謝「ありがとう」を大切にしています。「ありがとう」を風化させることなく伝えたい時に伝えられるアプリとして、2020年1月より「Unipos」を導入しました。今では全社員で1日約170通もの「ありがとう」のメッセージが送り合われています。更に、今度は保護者から職員に感謝のメッセージを送る「『ありがとう』を先生に」という保護者の『ありがとう』を可視化できるシステムを自社開発し、保護者と社員のコミュニケーションもより深めることができるようになりました。その結果、職場の雰囲気が良くなり、働きやすい環境を維持することができるようになっています。このことは職員のエンゲージメント向上のみならず、利用者へのサービス向上に繋がったことで入所率も上がり、子どもや保護者にも「選ばれる保育園」となることができました。

採用部門:「TikTokでDXに成功し、採用費用3,000万円を0円にした取り組み」

業界全体の慢性的な人手不足や勤続年数が短いことから、県内や隣接する都道府県からの人材獲得だけでは不十分であり、北海道から沖縄まで全国の就職説明会への参加や高額な人材紹介の活用で採用を行っていました。しかし、コロナ禍で就職説明会が軒並み中止になったことをきっかけに、SNSの活用、特にTikTokライブを毎日実施し、直接全国の求職者とコミュニケーションを図ることを始めました。経営層が硬い説明をしたり法人の一面を美化することなく、実際に働く保育士のリアルな声や姿をライブで直接届けることで、所謂「Z世代」の求職者にとって保育士の姿が身近に感じられるようになり、多い時では約650名の同時視聴者数を記録し大きな反響を得ました。2023年度の採用では32名中26名がTikTok経由であり、2024年度の採用予定の24名も全員がTikTok経由でした。結果として、採用費用は3,000万円かかっていたところ実質0円となり、創業以来目指していた「荷物のいらない保育園」のサービスを実現することができました。採用費用にかかっていた3,000万円を、園児が使う布団やオムツ、着替えなどの費用に充て、全て保育園側で用意することで、保護者から荷物の費用を一切いただかないサービスです。保護者と保育者双方が荷物の準備に費やす時間を子どもたちと向き合う時間に充てられるよう取り組んでいます。

【受賞理由】

■エンゲージメント部門:ツール導入に留まらず、職員やステークホルダーとの関係性の強化に取り組んでいる点を評価していただきました。■採用部門:低コストかつ効果的な取り組みと、楽しみながら組織作りを進める前向きな姿勢を評価していただきました。

【過去のプレスリリース情報はこちら】https://www.kiitos-kids.net/press/

【JAPAN HR DX AWARDS 受賞企業・団体発表】https://jdxa.org/news/japan-hr-dx-awards-final/

【今後の展開】

キートスでは、自社開発したおたより帳システム「きーとすのーと」を導入しています。保護者に子どもの様子をより手軽に正確に伝えられるようにするため、「きーとすのーと」にChatGPTの導入を検討しています。ChatGPTを導入することで、効率化を図り、情報を補完する役割を担っていく予定です。

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