株式会社ETOEが挑む、人生最後の下着「Last Lingerie」の開発

東京都企業立地相談センターは2024年2月13日に、特別な下着「Last Lingerie」を開発した株式会社ETOEの代表取締役渡邊絵美氏と専務取締役永本英奈氏への取材内容を公開しました。この取材では、人生の最後に着用する特別な下着を開発した背景、その意義、そして今後の展望について深掘りしています。

人生最後の下着を開発するまで

渡邊氏と永本氏は、15年以上の下着業界での経験を生かし、2020年に独立を決意。下着デザイナーとしての渡邊氏と、パタンナーの永本氏は、人生の最後に着用する下着「Last Lingerie」の開発に至りました。このプロジェクトは、誰もが忘れがちな人生の最終段階における尊厳を守るためのものです。

開発の動機と挑戦

渡邊氏は、祖父の葬儀での姿が忘れられず、人生の最後に着用する下着の重要性に気付きました。しかし、この分野に関する情報はほとんど存在しなかったため、納棺師と協力して、実際の葬儀での経験を通じてデータを収集しました。このプロセスは約2年間かかり、多くの修正を経て「Last Lingerie」が完成しました。

東京での事業展開のメリット

ETOEは、東京都足立区に拠点を構え、東京の立地を活用して事業を展開しています。足立区の創業支援施設にオフィスを置くことで、創業支援やネットワークの構築、さらには費用削減など多くのメリットを享受しています。東京都企業立地相談センターが提供する支援制度も大きな助けとなっています。

渡邊氏と永本氏は、Last Lingerieを通じて、オムツではなく下着を着用して人生の最後を迎えることが一般的になることを願っています。また、介護や障害を持つ人々のための特別な下着の開発も視野に入れており、小さな会社ならではの柔軟性と創造性を生かしていきたいとしています。

関連リンク

・東京都企業立地相談センター:https://ilsc.tokyo/

株式会社ETOEの挑戦は、人生の最終段階においても尊厳を保つという新たな価値を提供しています。今後もこのような革新的な取り組みが社会に広く受け入れられ、多くの人々の生活にプラスの影響をもたらすことが期待されます。

 Read More

広告