今年3月、ファンと連絡先を交換し、プライベートで交遊していたとして、所属事務所を謹慎処分となった『アリス十番』および『Prism』メンバーの亀田伶央奈(18)が、謹慎が解けた8日、都内・港区の芝浦TIARAで開催された『シバポップフェスティバルVol.56～OZ☆まだまだ夏は終わらない!!!～』終了後、インタビューに応じてくれた。
アイドルがファンと個人的に付き合うことはご法度とされているが、3月に『アリス十番』のメンバー4名とファンとの交遊が明らかになると、ネットのニュースでも一躍話題に。ほかのメンバー3名は解雇されたが、亀田は謹慎処分となった。
それから半年が過ぎ、亀田の謹慎は解けたが、この日もステージに姿は見せず。ライブ終了後の物販で、チェキ撮影するなどファンとのコミュニケーションは許されたが、ステージに立つのはまだ先のようだ。
改めて、謹慎になった時期について、亀田は「3月の頭です。ちょうど高校を卒業して、3日後ぐらいでした」と振り返る。「言いづらい部分もあると思いますが…」と前置きし、ファンとの交遊について突っ込んでみると、「ライブにいつも観に来てくれるファンの方と連絡先を交換して、プライベートで関りを持ってしまいました。恋愛関係とかではなく、一緒にご飯食べに行く程度ですけど。番組の公開収録があったときも、出待ちしてくれていて、ずっと話し込んでしまったりとか」と、その詳細について語ってくれた。
『アリス十番』に限らず、アイドルグループのほとんどが“恋愛禁止”を掟としており、そのルールを破ったメンバーに処分が下されている昨今。そのことについて聞いてみると、「その当時は本当に軽い気持ちで。だけど、後からちゃんと考えたら、お金払って私に会いに来てくれるのに、私はファンの人にタダで会ってしまったり。意識が低過ぎたと思います」と、反省しきりだった。
謹慎後は、事務所のスタッフとして動いていたという亀田。「同じステージに立っていたメンバーに『出番ですよ』と呼びに行ったりとか、いままでの自分と逆のことをしていて。チェキとか撮られる側だったのに、撮る側になったり」と、事態が変化したことに違和感を感じていたよう。
その間に、『アリス十番』はジェイソンマスクでヘドバン、客席にダイブするなどライブでの過激なパフォーマンスが話題となり、7月に「夏だね☆/負けないで☆」でCDデビュー。「焦りはなかった？」と聞くと、「本当だったら自分もあそこにいるはずなのに、何してるんだろう？って。毎日当たり前のように入ってた忙しいスケジュールが一気になくなって。寝る時間もなくて、毎日ヘトヘトだったのに、時間があり過ぎるのが逆につらかったですね」と、正直な思いを吐露した。
半年ぶりにファンと触れ合う前日の夜は、ほとんど緊張で眠れなかったとのことで、「きょうもチェキ撮りに来てくれた人に、何て言っていいかわからなくて。ブログとかツイッターでも、温かい言葉をかけてくださって、申し訳ない気持ちでいっぱいです。それなのに、ファンの人は普通に話してくれたから、なんでそこまでして好きになってくれたんだろうとか…いろいろ考えました」と、ファンへの感謝の気持ちを激白。
今後は、9月22日にFOTO-JO撮影会が行われ、11月17日には出演映画『武蔵野線の姉妹』が公開。ライブ復帰は未定だが、「半年休んで戻ってきたから、何も変わっていなかったら意味がない。半年前以上の自分をたくさんの人に見てもらって、いつか必ずステージに立ちたいです。でも、いまは目の前にある仕事を一生懸命やろうと思っています」と、しっかり前を見据えていた。
