【ももクロ】あーりんに即ツッコミされた夏菜子の発言は・・・

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 アイドルグループ『ももいろクローバーZ』が19日、都内で行われたドキュメンタリー映画『ももいろクローバーZ ~アイドルの向こう側~〈特別上映版〉』(監督:酒井祐輔/配給:SDP)の初日舞台あいさつに百田夏菜子(28)、玉井詩織(27)、佐々木彩夏(26)、高城れに(29)酒井監督が登壇した。

 同作は、その「ももいろクローバーZ」に「TBS DOCS」が密着したドキュメンタリー映画。10代から活躍をしている彼女たちも、20代後半から30代目前になろうとしている。彼女たちがどこに向かうのか、何を考えているのか。これまでもアイドルの常識を覆し続け、日本の芸能界で前人未到の境地を切り拓こうとしているももクロの“いま”に迫り、メンバー4人だけの空間で普段あまり語ることのなかった人生観や将来などについて赤裸々に語っている。また本広克行監督、ももクロのチーフマネージャー・川上アキラ氏など関係者たちへのインタビューも多数収録。等身大の4人の姿や本音が詰まった作品となっている。

 今年3月に開催された「TBSドキュメンタリー映画祭2022」にて限定上映され、大きな反響を呼び、単独で劇場公開する運びとなった。さらに、今回は、新バージョンとして、映画祭版には入りきらなかったインタビューや新たに撮影された追加映像を含めた【特別上映版】となっている。

 高城、佐々木、玉井、百田の順番で、恒例の自己紹介をし、お決まりの“Z”ポーズで挨拶。MCが会場を見渡し「みなさんのマスク越しの表情が一気に明るくなりました!」とコメントし、和やかなムードに包まれながら舞台あいさつがスタート。

 冒頭のあいさつで佐々木は「大きい映画館で、こんなにたくさんの方々に観ていただけるとは思いませんでした」と笑顔を浮かべ、「ドキュメンタリーを撮ると聞いていましたが、密着はあまり意識していませんでした。私たちの素の部分が詰まった作品です。大きいスクリーンで観ていただけるのは、うれしいような、恥ずかしいような…。映画を通してもっと私たちのことを好きになって欲しいです!」と呼びかけた。

 百田は「今日はメディアの方が(取材で劇場に)入っているので、みなさんも緊張しているのかな?」と会場に集まったモノノフを気遣う場面も。「映画館でここまで単独上映してもらえると思っていなかったのですごくうれしいです!」と微笑み、撮影を振り返り「確かに現場にカメラは毎日入っていましたが、正直、そこまで『撮られている』という意識は強くなかったです。『あれ? こんなとこまで映ってるぞ?!』と恥ずかしく思う部分もありましたが、そんな一面も楽しんでいただけたらうれしいです」と語った。

 玉井は「今年で結成14周年。アイドルとしてはベテラン?になっています。(アイドルとしての)歴史があるからこそ、ドキュメンタリーがより深みを増すものになったのかなと思っています。今までは、過去を振り返るドキュメンタリーが多かったけれど、この映画では、私たちの今、ありのままの姿を観ていただけます。普段、あまり答えないような質問にも答えているので、大きなスクリーンで私たちを受け止めてください!」とアピールした。

 高城は「『ももクロちゃんは、こんな風に思っていたのか…』と新たな一面も感じていただけるはず。これから先のももクロがどうなっていくのか、想像しながら楽しめる作品になっています」と満足の表情を浮かべていた。

 酒井監督は、まず初日を迎えられたことに感謝し「3月のドキュメンタリー映画祭では一握りの人にしか観てもらえませんでした。いろいろな方のお力添えで、ようやく全国のみなさんに届けることができることを、心からうれしく思います」と話し、「映画館に来てくださってありがとう!」と感謝を伝えた。

 ドキュメンタリー映画の企画について佐々木は、「ちゃんと説明受けてないよね?」とニヤリ。高城は「私たちの日常って本当に薄っぺらくて(苦笑)。実のある会話もしないし、キャーキャー言って楽しく騒いでいるだけ。密着して一つの作品になるのかどうか、不安はありました」と正直な気持ちを告白。玉井も「尺は足りるのか心配になりました。ドキュメンタリー映画は、レジェンドとかすごい方たちが作っている印象があり、『まさか自分たちが!?』という気持ちが強かったです。しかも全国公開なんて、若干、嘘だろうと思っています(笑)」と茶目っ気たっぷりに語った。

 百田が「普段の私たちを撮っても…という気持ちがありました」と恥ずかしそうに語ると、佐々木も「喧嘩するとか…ドキュメンタリーっぽい場面ないもんね?」と付け加え、笑いを誘う。これに対し百田が「リーダーの私が、みんなを集めて反省会をやって現場が一瞬ピリつく…みたいなことをやればよかったかな」と振り返ると、「それをやったら、やらせだね」と佐々木がツッコミを入れる場面もあった。密着は「気づいたら終わっていた」感じで、驚くほどカメラを意識していなかったと振り返った百田は、「作品への深みといった部分は、別途設けられた座談会(のシーン)で感じられると思います」と笑顔で語っていた。

 ももクロは、普段からメイキング用にカメラが密着することも多いという。佐々木は「モノノフのみなさんは、私たちのことを知り尽くしているからこそ、知らない部分を見せることができるのか不安でした」と吐露するも、今回は、結婚などこれまであまり語らなかったテーマも取り上げているため、「新しい一面が見れるはず」と話していた。

 制作のきっかけは、酒井監督がももクロのファンだったから。詳しい経緯についてはパンフレットにみっちりと書いてあるそうなので、ぜひ、劇場で手にとってほしいとのことだった。
 酒井監督がモノノフであった事こそが、制作にいい影響を与えていたと強調した高城は、「カメラといい距離感がありました。モノノフだから突っ込んだ質問もできたのだと思います」とニッコリ。これに対し酒井監督は「モノノフ代表のような気持ちで(モノノフだからこその距離感も意識しつつ)インタビューしました」と胸を張った。

 撮影を振り返り百田は「インタビューは、あまり聞かれたことのないような質問が多くて…。だからこそ、みんなが興味持ってくれる内容なのかなと(不安に)感じる部分もありました。でも、自分の答えも、みんなの答えも、すごく新鮮でした。作品を観た方の反響にも、意外なものが多く『(ももクロの)そんなところに興味を持ってもらえている』と感じられてうれしかったです。(質問の内容には)年齢を重ねていることも実感しました」としみじみ語った。
 「同じことを語っているけれど、伝え方がこんなにも違う。言葉のチョイスに違いがあっておもしろかったです」と語った佐々木。百田も「それでも同じように思い、同じ道を歩いてきていることが改めて分かってうれしくなったし、伝え方の違いも楽しいと思いました」と満面の笑みを浮かべる。ソロインタビューの際の酒井監督の反応が楽しかったと話した玉井は「『ほ〜ぉ』みたいな表情から、きっとみんな同じように答えているんだろうなと想像できました」と振り返った。高城は「伝え方は違うけれど、同じ方向を向いている。それは今までもそうだったけれど、今回改めて実感できて、これから先がより楽しみになったし、ワクワクしています」と思いを明かした。

 酒井監督は密着を振り返り「本当に表裏のない方たちです」とコメント。でも、インタビューになると若干かしこまっていたと指摘し「結構、みんな真面目になるんだな」という発見があったと話していた。

 最後のあいさつで酒井監督は「ドキュメンタリーの捉え方は人それぞれですが、もし観て良かったと思ったら、周りの方にすすめてください!」と呼びかけた。高城は「私たちのすべてが詰まっていると言っても過言ではない作品です。新たな発見があったらいいなと思います。今まで、今、そしてこれから先のももクロ、全部ひっくるめて愛してくれたらうれしいです」とリクエスト。佐々木は「自分が座談会で何を話したのか忘れてしまったので、私も映画館に行って楽しみたいです。ももクロをもっと知ってもらって、これからのももクロを一緒に作っていけたらいいなと思います。みなさんの感想、楽しみにしています!」と語り、玉井は「ドキュメンタリー映画を通して、自分たちの今の姿を見つめ直すきっかけにもなりました。モノノフさんも、より深く私たちを好きになるきっかけになったらうれしいです!」と笑顔を浮かべた。そして百田が「今の私たちがたっぷり詰まっています。アイドルの未来ってなかなか想像しづらいし、もちろん誰の未来も分からないけれど…。どんな未来になるのかみんなで想像しながら、今を大切に思える作品になっています」と見どころをアピールし、イベントを締めくくった。

 【作品情報】
 出演:百田夏菜子 玉井詩織 佐々木彩夏 高城れに
 監督:酒井祐輔 
 2022年/DCP/ステレオ 製作:TBSテレビ 配給:SDP 
 ©TBSテレビ

 


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