
音楽プロデューサーで作曲家・小室哲哉(53)が29日、千葉・幕張メッセで開催された『ニコニコ超会議』内で開かれた『超AAA日高の生でSKY!?-HIそうですかい。』公開収録にゲスト出演し、男女7人組パフォーマンスグループ『AAA』の日高光啓(25)、KEN THE 390(30)とともにセッションを見せた。
2011年1月に月1レギュラーとしてスタートした同番組が最終回を迎えた今月に、スペシャルとして、最後のイベントを開催。生ステージとあってライブ感満載なステージに。
まずは、日高が手を振りながら勢い良く現れ、「J-POP、K-POP、ダンスグループとかいろいろいっぱいいますけど、僕がニコニコ動画を一番愛しています」と、テンションも高い。
小室もピンクのカーディガン姿でセッションにゲスト出演することとなったが、日高は「きょうの朝ツイッターでしか話をしていない」と、リハもしていない実情を。そんな状態だったため、小室は不安そうな表情だったが、日高とKENに「フリースタイルは2人とも慣れてるでしょ」と、期待とともにプレッシャーをかける。
そのプレッシャーをものともせず、日高とKENがラップを始めると、初のラップとコラボしたという小室が即興で5台用意されたキーボードに音を打ち込み、雰囲気を作っていくことに。日高とKENのたくみなMCに少しずつ乗ってきた小室は、椅子から立ち上がると、「(ビートを)90?132までいった」というほど、ハイテンポの演奏をしだし、途中、『Get Wild』のフレーズが入ってくる。普段ラップに馴染みのないユーザーも徐々に熱が入り、最後は、ステージに入りきれなかったファンまで手を振り上げ出し、歓声をあげ、ともにジャンプするなど、ステージに関係なく熱狂することとなった。
ラップと演奏のコラボは10分以上にわたり続き、終了後の小室の第一声は、「最高すぎだよ!」と、大興奮。そこで、日高から小室自身からの歌唱を要求され、焦りつつも、『ダウンタウン』浜田雅功(48)とコラボで人気をはせた『WOW WAR TONIGHT ?時には起こせよムーヴメント』を歌いあげた。
久々の歌唱のため、途中詰まったりもしたが、小室は、「ぶっちゃけ緊張しましたけど、間違ったんじゃないからね。日高のノリに合わせたんだよ」と、苦笑いすることも。
その後、所属のエイベックスブースにも白いジャケット姿で登場した小室は、先ほどのステージを振り返り、「(日高とKENが)ちゃんとついてきてくれたし、僕がついていくのが大変だった。最近の若い子の順応性はスゴイですね」と、感心。
トークは先日発売された『TM NETWORK』の『I am』をメインに展開したが、MCから「即興でライブをお願いしたいんですが」と、本日2度目のムチャぶりされるとしぶしぶながらも承諾。飛び入りで参加した浅倉大介(44)とキーボードを連弾。1台しか用意されなかったキーボードを前に「普通こういうのって2台用意するもんだけど」と、ぼやきつつも、しっかりと演奏態勢を取る。
ファンが何が演奏されるのか息を呑む中、キーボードから奏でられたのは、アニメーション映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のテーマ曲にもなった『BEYOND THE TIME ?メビウスの宇宙を越えて?』。まるで宇宙空間にいるかのような音色に、その場にいるファンはうっとりだった。
また、同ブースで小室の次に準備していた、デーモン閣下も殴りこみ、小室は、「無茶苦茶ですね」と、あ然。デーモン閣下と小柳ゆき(30)とデュエットした新曲『A STORY OF THE AGES -神話溶融-』を小室が作曲しデーモン閣下が作詞したという経緯があったそうで、そのPVを鑑賞しながら、小室は「閣下は歌ってると違和感ないね。人間界にピッタリな感じ」など、楽屋裏のトークをしていた。
何でもありの展開だったが、小室はすべてに応じつつクオリティーの高いパフォーマンスを見せていた。







