『Ever Green Entertainment Show 2016 vol.6「カミコレ！」オーディション』が3日、東京・豊洲PITで開かれグランプリに福岡県出身の18歳・原乙梨（はら・つぐり）さんが輝いた。
溝端淳平、山本裕典、岡本玲、池田エライザ、栗原類、柳ゆり菜らを擁する芸能事務所・エヴァーグリーン・エンタテイメントが雑誌『ストリートジャック』（KKベストセラーズ）との合同オーディションを開催。全国5ヶ所（東京・大阪・名古屋・福岡・北海道）で行われた書類審査なしの全員面接会を経て、約3000人のなかから、男女11人のファイナリストを選出。舞台上で最終審査が行われ、自己PRとともに歌、ダンス、ラップ、新体操など個性的なパフォーマンスを繰り広げた。
そんな中、小顔ながら瞳の大きさが印象的な原さんは、パンダのかぶりものをかぶり登場。PUFFYの『アジアの純真』を熱唱しながらかぶりものを取り、パッツンな髪型を披露し会場を魅了。そんなはっちゃけっぷりを見せたが、「イジメられていたことがあって、引きこもっていたこともありました。夢の続きを挑戦させてください！」と、訴えると、審査員の池田は「突っ込みどころはいっぱいあるんですけれど、ほかの方がパフォーマンスをしているときに、その人の方向を向いて、ちゃんと聞いている」と、姿勢を褒めていた。
グランプリ決定直後に開かれた囲み会見では、原さんは、瞳を潤ませながら「嬉しいです！」と笑み。山本からは「グランプリ直後に記者さんたちに囲まれて緊張していると思うけど、まず言いたいのはもっと声を張れ（笑）」と、バシッと背中を叩いてハッパをかけたり、佐野は「いままでにない事務所のキャラクターかな」と、期待を。栗原は、「なんの悔いも残さないようにやっていて、惹きつける磁力を感じたので、早く作品を一緒にやれるのを楽しみにしています」と、声をかけた。
ドーナツ店でアルバイトをして生活していたところを、友人に誘われてオーディションに初めて参加したそうだが「友達は一緒に受けようと言っていたんですけど当日来なくて1人で受けて（苦笑）」と、思い出を。
パンダのかぶりものをしたことへは「『アジアの純真』に歌詞にパンダがあることとか、副社長さんから、『あなたふざけた感じだから、楽しい歌で行ったらいいんじゃ』というので、かぶってみたらどうと言われて」と、勧められたのだとか。「自分にできることなら何でもしたい」と気合を入れる原さんは、同社社長からは、最終審査前日に前髪を切るよう“指令”も飛んだらしいが、同社社長によると「目が全部隠れていたから切ったほうがいいんじゃないかなって」と、魅力を引き出すためのものだったと狙いを明かしていた。
引きこもっていた時期のことを尋ねると、「中学2年生のときに。イジメというより過剰にいろいろ気にしてしまって、敏感にいろいろ感じ取ってしまって。その時も家族の前とか親しい友人の前では自分を出せたんですが、学校では自分を出せなくて」と、苦しんでいたという。しかし、単位制の高校に通い始めてから変わったそうで、「いろんな事情を抱えた子が多くて、内面的にも大人な子とかが多くて、そこで友達を見つけて、明るくなりました」と、振り返った。
芸能界へは、「歌うのが好きだし、キラキラしてて憧れてました。できればモデルを志望したいです」と、目標とともに話し、チャームポイントは「割と自分の目が好きです」。男性のタイプは「シャイな人が好きです。どっちかっていうとなよなよした人で、男らしい人は苦手です。芸能人でいうと亀梨和也さんで、小学生の時からヨン様を見るおばちゃんのように笑いが止まらなくて」と、話していた。
趣味は家事と料理で、家族には1つ下の弟がおり、友人からは「つーたん」と呼ばれているという原さん。グランプリの特典で同社と契約予定だが、彼女が芸能界でどういう活躍を見せるのか楽しみなところだ。
