彼らの名前は「音昏」と書いて「ねくら」と読む。ユニット名の由来は、2人とも根が暗い性格であることから命名したそうだ。ジャムセッションを通じて知り合った2人で結成された音楽ユニット「音昏」の楽曲『メランコリー』が現在、話題の音楽サービス「Frekul（フリクル）」にて、期間限定で無料配信されている。
美しいギターワークを魅せるサウンド、表現力豊かな低域に魅力のある声・気取らない歌詞、前向きなで親しみやすいメロディで描かれる同楽曲。タイトルの通り、憂鬱な楽曲かと思いきや、むしろリスナーの背中をそっと前向きに押し出してくれる。
2008年から活動を行っている「音昏」。ボーカルの黒崎は、JBのカバーバンド「James Brown Tribute」や、スティーリー・ダンのカバーバンド「スティーリー初段」など多数のバンドでコーラスとして活動。自らも洋楽カバーバンド 「meganeth」やオリジナルポップスデュオ「c+r」など数々のバンドでメインボーカルを務めている。また最近は、他ミュージシャンへの仮歌・TVCMソング録音、同人CDボーカル・作詞などを行うなど幅広く活動している。
主にニコニコ動画やYouTubeで活動を行っている彼ら。最近では、8月に行われたイベント『渋谷ズンチャカ！』で演奏を行うなど、ライブ活動も精力的に行っている。根暗な2人が織りなす、優しくも少し元気をくれるサウンドはポジティブで明るい。（津田 聖治）
【音昏】
黒崎さやか（Vo.）・そのだけんじ（Gt.）の2人で2008年に結成。2012年にファーストミニアルバム「ドリップ」を自主制作。通販や、各種配信サイトでのDL販売中。東京近郊のLIVEバーやカフェなどでLIVE活動も行っている。
