声優・落合福嗣（28）が21日、東京・秋葉原のヨドバシカメラ マルチメディア Akibaで『ファミスタ ナムコスターズ入団トライアウト開会式』に登場した。
『ファミスタ』が約4年半ぶりに帰ってきた！今年10月8日に発売するニンテンドー3DS専用ソフト『プロ野球 ファミスタ リターンズ』発売を記念し、ファミスタのピッチャーと現実世界で対決できる『ファミスタバッティングセンター ナムコスターズ入団トライアウト in Akiba』が開催。本トライアウトが行われた経緯についてはナムコスターズの選手でパック35歳、マッピー32歳、ギャラガ34歳と深刻な人材不足のため選手を募集することとなった。落合は同作のプロモーションビデオにてナレーション、さらにシリーズ人気選手「ピノ」役を務めており、開催初日に第一号トライアウトで参加した。
ゲーム内オリジナルチーム『ナムコスターズ』の3番のユニフォーム姿で現れた落合。「これが私服なんでユニホームで電車に乗って来ました」と、ジョークを飛ばしリップサービス。ちなみに、森口拓真プロデューサーによると、落合が185センチの長身かつ巨漢ということからユニフォーム制作会社に頼む際、2度聞きされ驚かれたのだとか。
自身のプロモーションビデオを観て、落合は「一生懸命だったので、どういうふうに喋ったか覚えてないんですけど、今聞いてちゃんとしゃべってて良かったなって」と、出来に胸をなでおろす。森口プロデューサーはそのアフレコ時の様子を、「私たちはこれでいいと思ったものでも、『納得いかないんでやらせてください』というので、プロの声優さんとして仕事しているなと感じました」と、熱意を感じたそうだ。
続けて、パネルをめくってのトークとなり、プロ声優になった感想を、「ずっと憧れていた職業だったのですごく嬉しいなって。結婚してて子どももいるので、生活していかなきゃいけないので重みがグッと乗っかったような感じです。まだまだですので、1個ずつ頂いたお仕事を頑張りたい」と、真摯なコメントをしていた。
そして、イベントの目玉となる、落合によるバッティングへ。ファミスタのピピ選手との対決となり、120キロの速球を20球のうち1球でもホームランパネルに当てられたらトライアウト成功というルールが課せられる。センター方向へいい感じの打球があったが、結果は残念ながらホームランはならず。それでも、観客からも「おおっ！」「惜しい！」の声もあるなかで盛り上がった。
囲み会見では、先日、父親の中日ドラゴンズ・落合博満GMにバッティングを習ったことをツイッターで報告していたが、実は本イベントのためだったそうで、「お仕事でやるから習おうと思ったんですが、生まれてこのかた28年間、一度も父親にバッティングを教わったことがなかったんです。それでこのお話をもらった7月ごろ、父親にお願いして『バッティングを教えて下さい』と言ったら、『生まれて初めてだな教えてというの』と言われて。でもそこからが、まぁ厳しい（苦笑）。『仕事でやるんだろ、こっちも仕事でやる』って言われて、仕事モードの落合博満ってあんなに怖いんだって。あの人の子どもで良かった（笑）。口数が少ないので『前』とか『もっと』とか威圧があった」と、父子のエピソードを。
さらに、「バッティングセンターで教えてもらったんですが、周りがザワーってなってました（笑）。ただ、打席に入ってグローブでとるだけを1ヶ月くらい、バット握らせてもらったのが先週です。『俺の許可なくバット握るな』と言われて、やっとそれからバットを握らせてもらって。右だけじゃなくて左も練習しろと言われて。習う前はバッティングセンターで25球全部空振りでこれじゃイベントにならないと思っていたので、1球でも当たってよかった」と、しみじみだった。
また、落合GMといえばバットを立てた神主打法で数々の伝説を築いてきたが、「本人によると、あれはバット立てるのは違うんだと。バットを寝かせる。最初から寝かせた方が効率がいいと。素人なので、言ってることはシンプルなのですが奥が深すぎてよく分からなかった。あれ（神主打法は）『オレしか打てない』ということなんだと思います。真似しない方がいいのかも」と、『オレ流』でしかできないものと話していた。
なお、この日、落合のオリジナルキャラクターも披露されたが、ホームランが打てたらという条件で失敗となってしまったため、森口プロデューサーは、「あのキャラクターは永久に封印いたします」と“幻”になりかけたが、途中から惜しいと思ったのか「今回は残念でしたが、ご好評頂けてまた入団トライアウトをさせて頂くという方向で」と、修正し報道陣を沸かせていた。
『プロ野球 ファミスタ リターンズ』は10月8日より5690円（税別）で発売！『ファミスタ ナムコスターズ入団トライアウト』は9月21日から10月12日までヨドバシカメラ マルチメディア Akiba 9Fにて！
■ピノ選手説明
疾風迅雷の機動力でダイヤモンドを駆けるその姿は、見る者を魅了し、相手チームに絶望を与える。少し太りやすい体質である。
