完全新作劇場アニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』（総監督・脚本：出渕裕／配給：松竹）初日舞台あいさつが6日、東京・新宿ピカデリーで開かれ森雪役・桑島法子、桐生美影役・中村繪里子、岬百合亜役・内田彩が登壇した。
本作は昨年テレビ放映されたアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』で、イスカンダルでコスモリバースシステムを受領して以降、地球への帰り路にあった出来事が描かれている作品で24話と25話の間にあったヤマトのもう1つの航海となる。
上映後にキャストらが登壇。司会から、『宇宙戦艦ヤマト2199』を紹介するラジオを担当していた話題を振られた内田は、「まだ何も分からない、2199がどうなっていくか分からないころから応援させて頂きました。ただ、私のような若造がヤマトを語るなんてと緊張していたんですが、少しずつ2199という新しいヤマトについて語っていけたらとの思いになりまして、いまでは若い世代から、オリジナルヤマトのファンまで愛してもらえる作品に携わることができて、本当に嬉しく思っています」と、万感の思いを。
映画の公開に合わせて内田とともにラジオ番組を担当していた中村は、「ラジオを通してみなさんにいろんなことを教えて頂いて助けて頂きました！」と、お礼の言葉を述べる。
実は本舞台あいさつに立っている3人はシリーズ内でそれぞれ1人2役を演じている。ユリーシャ・イスカンダルの意思が岬百合亜“憑依”するという場面もあったが、内田は「最初は監督が『桑島さんの演技を見てそれをトレースする？』と言っていてくれたんですが…」というと、桑島は「あれっ、そうじゃなかったよね（笑）」と、裏話を。
そこで、一言だけシリーズ中盤でユリーシャがしゃべるという場面があったことから、そこを見て演技をふくらませたという内田は「ハンパじゃないプレッシャーで私によってユリーシャが崩れてしまったらと思っていたんです！」と、相当な重圧があったことを告白すると、桑島は「可愛かったよ！」と、ベタ褒め。
そんな桑島と内田の背中を見ていた中村は1人2役に「私も挑戦したいと手を上げさせて頂きました。自分の中では役者として挑戦できたと思います。2人のおかげです！」と、感謝すると、当の2人は笑顔で見守っていた。
ほかにも、本作のお気に入りのシーンを問われた内田は、「沖田艦長がおだやかにほほ笑んでいて、古代君を見守っている姿にウルウルしました。そこで沖田艦長が『岬くんのラジオにリクエストしようかな』と言っているのを見て、百合亜のラジオが艦長にも聞いてもらえて馴染んでいるというのが百合亜的には嬉しかった」と、挙げていた。
最後に中村は、「1つの結末をお届けできたので、新しい展開を見せるのは不可能ではないということを、この後、ヤマトがさまざまな冒険をお届けできるように応援よろしくお願いします！」と呼びかけると、内田は、「熱い展開もありますが、愛も描かれている素敵な作品だなと。若い世代への継承というように、オリジナルのヤマトから2199に受け継がれて、語り継いで行けるような大きな作品になっていけば」と願いを込める。そして、桑島は、「初日を迎えられて、2年間以上アフレコをしている間に、ヤマトクルーのような気持ちになって、ヤマトに乗っているようなシンクロをしていて頑張ろうと結束していました。見どころはたくさんあるので何度も足を運んで頂ければ」と、アピールしていた。
『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』は6日より全国ロードショー！
※桑島法子詳報はこちら！（桑島法子「宇宙戦艦ヤマト2199」舞台挨拶約2年9ヶ月ぶりで不安心情！2役へプレッシャーあった）
