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釈由美子、「残念なスキップ」もアクションには自信!久保田悠来、「心は変態サラリーマンのような感じ」

釈由美子、「残念なスキップ」もアクションには自信!久保田悠来、「心は変態サラリーマンのような感じ」
リズム感ない釈由美子、アクションには自信

 女優・釈由美子(37)が9日、都内で行われた主演映画『KIRI-「職業・殺し屋。」外伝-』(監督:坂本浩一/配給:東映ビデオ エクセレントフィルムズ)の特別先行上映 完成披露会に、女優・文音(27)、俳優・久保田悠来(34)らとともに登壇した。

 釈は、8日発売の週刊誌『週刊ポスト』(小学館)で、今年になって交際を始めた男性と「7月に結婚する」と報じられたが、去り際に報道陣から質問が飛ぶも、笑顔で会釈はするものの、ノーコメントでその場を後にした。

 本作は、『ヤングアニマル』(白泉社)で連載され単行本シリーズ累計130万部を突破したヒット漫画『職業・殺し屋。』(西川秀明著)を原案に映画化したハードボイルド・アクション。

 幼少のころに連れさられ、プロの殺し屋として育てられた経歴を持つKIRI。心に孤独を抱えながらも復讐に燃える孤高のヒロインを演じた釈は、「強さの中にもはかなさ、悲しさ、うれい、意識しながら、強くてかっこいいけど、瞳の奥が濡れて泣いている。守ってあげたくなるようなキャラクター」を意識して、役作りしたという。

 映画『修羅雪姫』(01)以来14年ぶりに本格アクションに挑戦した釈は、黒帯を持つ総合古武道『正伝十二騎神道流』は2段の腕前。ところが、今回はナイフを使った接近戦ということで、「古武道とは型が違うので、クランクインする前に監督とリハーサル重ねて、型を教えてもらいました。覚えるまで、リズム感ないのでてこずった。見ていただければ」と、アクションに自信をのぞかせた。

釈由美子、「残念なスキップ」もアクションには自信!久保田悠来、「心は変態サラリーマンのような感じ」

 釈は“残念なスキップ”をあちこちで披露。リズム感がないことを自覚しており、「アクションできるの?と思われがちですけど、この映画を見てご確認いただきたい。納得していただけたら、たくさんの方に、『釈由美子、スキップは残念だけど、アクションは出来るよ』とお伝えしていただければ嬉しいです」と、名誉挽回に自信たっぷり。

 しかし、この舞台あいさつで「アンブレラ」という技を披露したときには、“華麗な舞”というよりも“お遊戯”という感じで、「ここでやると変なんですけど」と、苦笑いを浮かべていた。本編では、華麗な殺しの技となっているのかこうご期待!

釈由美子、「残念なスキップ」もアクションには自信!久保田悠来、「心は変態サラリーマンのような感じ」
「心はいつも変態サラリーマン」と、笑わせた久保田

 『仮面ライダー鎧武/ガイム』の仮面ライダー斬月役で人気上昇中の久保田は、主人公・キリと対峙する殺し屋・リョウ役。昼はサラリーマン、夜は殺し屋と二面性を持っているが、「2つ職業があるということで、バイトの掛け持ち感がありました。性格も真反対の役なので、いつも心は“変態サラリーマン”みたいな感じでいようかなと思ってやっていました。(変態サラリーマンは)とてもすんなりと入りました」と、語ると、会場は爆笑に包まれる。昼間は“昼あんどん”で飄々とした感じだが、夜はキリッとした殺し屋とギャップを出していた。

 久保田はワイヤーを使って殺人を行うが、「ワイヤーは絡まりやすいし、ケガもすると思うんですけど、その努力が画面に一切出ないというのがポイントです」と語り、共演者たちの間でも、「CGでよかったんじゃない?」というツッコミもあったそうだ。

 また、キリの妹分・ルイ役には、元祖アクションヒロイン・志穂美悦子を母親に持つ文音がNY演劇留学を経て本作で本格アクション映画デビューを果たしている。

 撮影が昨年12月の半ばに山梨の山奥なのに、文音以外にも、殺人者・シオリ役の水崎綾女(26)、殺人者・メグミ役の小宮有紗(21)といった女性陣はショートパンツやキャミソール姿など季節感ゼロな衣装。「寒さに震えながらアクションしてました。体力的につらかった」と、過酷な撮影現場を振り返った。MCから、「坂本監督の趣味ですかね」と言うと、久保田が「間違いないですね」と、ニヤリ。

 それでも、男性相手のアクションシーンについて、「楽しかったですよ。たくさんの男性を倒せるなんて、現実世界ではありえないことですから」と、笑顔。

釈由美子、「残念なスキップ」もアクションには自信!久保田悠来、「心は変態サラリーマンのような感じ」
母親の志穂美悦子からの指導は、「今回なかった」文音

 ルイは怒りと悲しみを胸の奥に抱えてしまった闇を持った女の子。スクリーンの中で表現できていたらいいなぁと、気を付けながら演じました」と、アクションシーンだけではない心の動きの演技にも注目だ。

 MCが、「お母さんの志穂美悦子さんにアドバイスをもらいましたか?」と質問すると、「アクションしはじめたころは、中途半端なアクションをやりたくなかったので、聞いて教えてもらいましたが、今回は、この作品を撮影している時に違う作品も撮影があったので、聞く余裕がなかったです」と、語った。

 また、イベントのラストには、釈由美子が6月12日、久保田悠来が6月15日バースデーということで、キャスト・スタッフからのサプライズ祝福として、文音から2人に花束が贈呈された。

 釈は、「(久保田くんと)誕生日が近いから、まさかのサプライズがあるよねと話していたんです」と、笑顔で語ると、久保田は、「(サプライズに)生まれてきて良かったと思いましたが、生きる喜びを感じているんですけど、この映画は『殺し屋。』という皮肉を感じています」と、ジョークで盛り上げた。

釈由美子、「残念なスキップ」もアクションには自信!久保田悠来、「心は変態サラリーマンのような感じ」

 最後に、文音は、「アクションもカッコいいんですけど、ラブストーリー、兄弟愛、姉妹愛など、ヒューマンな部分も入っているので、そういうところにも注目して見てください」と、アクション以外の部分をアピール。

 久保田は、「映画の中で躍動する女性陣の鍛えられた肉体を見て、会場の女性の皆さんは“キリザップ”で鍛えてもらえたらと思います」と笑わせる。

 釈は、「14年ぶりのアクションだったんですけど、魂を込めて演じさせていただきました。みどころはアクションだと思います。みなさんも会社や学校、ご家庭などで戦っていると思います。その戦う心意気を感じてもらいながら、KIRIを愛していただければと思います」と、訴えた。

 同映画』は、6月20日より全国公開予定。

 

釈由美子、「残念なスキップ」もアクションには自信!久保田悠来、「心は変態サラリーマンのような感じ」
『KIRI-「職業・殺し屋。」外伝-』
釈由美子、「残念なスキップ」もアクションには自信!久保田悠来、「心は変態サラリーマンのような感じ」
孤高の殺し屋・KIRIを演じた釈由美子
釈由美子、「残念なスキップ」もアクションには自信!久保田悠来、「心は変態サラリーマンのような感じ」
古武道『正伝十二騎神道流』は2段の腕前
釈由美子、「残念なスキップ」もアクションには自信!久保田悠来、「心は変態サラリーマンのような感じ」
主人公・KIRIと対峙する殺し屋・リョウ役の久保田悠来


釈由美子、「残念なスキップ」もアクションには自信!久保田悠来、「心は変態サラリーマンのような感じ」
主人公・KIRIの妹分で殺し屋・ルイ役の文音
釈由美子、「残念なスキップ」もアクションには自信!久保田悠来、「心は変態サラリーマンのような感じ」
釈(中央)と久保田(右)のサプライズで誕生日を祝った


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