6人組アイドルグループ『でんぱ組.inc』の“りさちー”相沢梨紗、“みりんちゃん”古川未鈴、“ねむきゅん”夢眠ねむ、“えいちゃん”成瀬瑛美、“もが”最上もが、“ピンキー！”藤咲彩音が27日、東京・新宿バルト9で主演映画『白魔女学園 オワリトハジマリ』（監督・アクション監督：坂本浩一／配給：東映）“でんぱ組.incと一緒に、みんなで白魔女にコスプレしちゃうぞ！完成披露上映会”を開催した。
本作は2013年に『でんぱ組.inc』が主演した映画『白魔女学園』の続編。白魔女として覚せいした少女たちの新たな戦いをシリアスに描き出す。上映会には約300人のコスプレしたファンが集結し、盛り上がった。
まずは報道陣の囲み会見に臨んだ『でんぱ組.inc』。世界で1着しかない白魔女コスプレ姿に喜びを語ると、普段はショートカットの最上は、この日ロングヘアのウイッグ姿ということに、「新鮮ですね。『誰だ！？』って（笑）」と、楽しげ。
作品でのアクションはどうかと尋ねると、夢眠は、「私が一番答えづらくて、運動神経がこの中で一番悪いんです（苦笑）。スタントの方がやってくれるときに私のどんくさいところまでコピーしてくださったことに感動して。人から見ると、ここを見られているのかと思って頑張ろうと思いました」と、何か闘志が湧いてきたのだとか。
演技については、成瀬の演技がメンバー間でも好評だったそうで、成瀬は恥ずかしそうにしながらも、「この前占いに行ったら女優の仕事が来るぞと言われた」と、まんざらでもないようだった。
撮影中のことについて手こずったことへは、最上は、「何回もキュンとした顔をしてくれと言われてするんですけど、監督から『もっとキュンとした顔してくれ！』と言われて」と、大変だったのだとか。予告編で最上は西平風香（23）と遠藤新菜（20）からほおをなめられる衝撃シーンもあるが、「とりあえず大丈夫かと聞いたんですけど、『もがちゃんだったら大丈夫です』と言ってくれたのでじゃあいいかと。たぶん一番緊張したシーンです」といい、また“ベロベロがあるか”と問われると、「別の作品で…女の子の恋愛を描いた作品とか興味あるんですけど…ベロベロするかわかりませんけど（笑）」と、ちょっぴりセクシー発言も飛び出していた。
作品が学園モノなことから、学生生活の思い出を問うと個性的な声がそれぞれから聞かれることに。「昔からオタクだったので教室の隅っこで漫画を描いたり、学級文庫にコミックを持ってきてました。オタクです（苦笑）」（成瀬）、「成績の通知表で10段階でほとんど“あひるさん”の2が並んでいたんですけど、体育面では9をもらえた」（藤咲）、「保健室によく通ってました。あとは割と家でゲームをしてたり。お兄ちゃんに勉強を教わってテストは結構頑張りました」（最上）、「私もやっぱり学校はうーんという感じで…。音楽が大好きで中学校3年間は吹奏楽部的なところクラリネットを吹いてて十分楽しい生活でした」（古川）、「生徒会に入っていたんですけど、教室よりも外の活動ができるぞと思って、生徒会室にこもってたりしました。生徒会室のメンバーほとんど全員がコスプレイヤーだったんで一緒にコスプレ衣装を作ったりしました」（相沢）、「私も白魔女と一緒で女子校だったんですけど、美術部に6年間入っていて、受験勉強しかしてなかった」（夢眠）。
その後の舞台あいさつでは学生時代に校則はどうだった話題が挙がるのだが、夢眠は「ファンから失笑が起こってる（苦笑）。『でんぱ組』に学園のこと聞いたらあかんでという笑いが起こってる」と、ファンの間では“禁断”のNG質問だったよう。では、校則を作るとしたらという方向に話を向け、最上は「女の子はミニスカートにしたい！個人的には制服が好きで、太ももはちゃんと見せてほしいな」と男性の観客を沸かせたが「男の子はどうでもいいです（笑）」と、オチをつける。
続く相沢は、「私日傘をさして学校に行ってた」と告白すると藤咲と成瀬から「それはやばい！」と笑われたが、「将来に向けて理由があるならセルフ・プロデュースをしてもいいという校則があればいいなと。ロリータ服やメイドさんの服を着てもいいよとか、そうしたら個性的になっておもしろいかな」と、真面目な案を提案し「そうしたら日傘をさしても『お前だけだよ』と言われなくてよさそう」と、理想を語る。
すると成瀬が「高校1年のときに『ラブひな』という漫画の成瀬川なるちゃんに憧れて、いきなり茶髪にあほ毛を2本スプレーで立てて、これで『成瀬川になれる！』と思ってすごいテンションで学校に行ったらメチャクチャ怒られた（苦笑）」と失敗談を明かし、これに相沢が「“相沢学園”の入学お待ちしておりま～す」とさっそく勧誘していた。
最上から「前作を観てなくても楽しめます。アクションが多かったり、普段の『でんぱ組.inc』じゃないところも観れます。傷ついた女の子がどう前に進めるかというので重い話だと思いますけど、自分の中で元気が出る。頑張らなきゃ思える作品です」とPRし、フォトセッションでは、白魔女への変身シーンを再現し羽が場内に降るという演出がなされた。
映画『白魔女学園 オワリトハジマリ』は6月13日より全国公開！
