俳優・竹中直人（59）とタレント・おのののか（23）が19日、東京・虎ノ門のポニーキャニオン本社で映画『誘拐の掟』（監督：スコット・フランク／配給：ポニーキャニオン）PRイベントに登場した。
作家ローレンス・ブロック氏のミステリー小説が原作。元刑事で私立探偵マット・スカダー（リーアム・ニーソン）が、ひとりの少女の命を懸けて、自身の知恵と交渉テクニックを駆使し猟奇殺人犯に立ち向かうサスペンス作品となる。
「自分なりに探偵をイメージしました」という黒いシックなロングコートにネクタイ姿でダンディな気配ムンムンで登場した竹中。作品へは、そのダンディさとは正反対に「なんともいえない緊張感があって、後半から最後にかけてガンガンガン！って行くじゃないですか！！うわ何だ！？ウォーーー！！！ってなるじゃないですか」と、興奮気味にアピールした。
ニーソン・ファンの竹中だが、実はニーソンに不満もあるようで「62歳ですよ、老眼鏡かけてないじゃん。なんでかけてないんだよ！僕は老眼鏡がないと何も見えないのに…。髪もあるし…。しつこいようだけど、おかしいですよ」と、そこだけは認められなかったそう。
もし、竹中が劇中の主人公になったらどう交渉するのかと話題を振ると、会場には都合よく電話が用意され、劇中の少女をイメージした赤いワンピース姿のおのを口説く交渉術を披露することに。竹中はいきなり「きょう僕と結婚してくれないか？」と、早急すぎる愛の告白をしだしたが、おのは「きょうのきょうは急すぎるんで…」と、速攻でお断りされてしまう。
しかし、竹中は諦めず、イベント中、ビールで乾杯した後にも、その勢いで「俺と付き合えこの野郎！」と、一気にまくしたてたが、おのは「ごめんなさい…」と、またもお断り！これに竹中は「なんだてめぇこの野郎！こっちが下手に出てれば！」と、ハッスルし場内の笑いを誘っていた。
そんな振られ続けてしまった竹中にも光明（？）が。おのは「いま結構若い女の子の中で年配の男性に魅力を感じる“枯れ専女子”がはやってる」と伝え、竹中へは「生で見ると大人の色気というかがあって。朝のイベントからこんなカッコイイ方がいると思うと…」と、ウットリした目線を送ると、竹中は「サンキュー！本当にありがとう！」と、上機嫌だった。
さらに、竹中はお酒の話題となると、「いろいろあって47歳から酒を飲めるようになった。それまではビールコップ1杯でダメだった。酔うってことがこんなに楽しいと分かった。家で飲むとすぐ酔っ払っちゃって。いつも下北沢あたりで飲んでいる」とも語ることがあった。
映画『誘拐の掟』は30日より新宿バルト9ほか、全国ロードショー！
