人気ダンス＆ボーカルグループ『EXILE』のAKIRA（33）が20日、都内スタジオで映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』（監督：ジョージ・ミラー／配給：ワーナー・ブラザース映画）アフレコ会見を開いた。
水も石油も枯渇しかけている荒廃した近未来が舞台。暴走族による凶悪事件が多発するというなか、愛する者を奪われた元警官の主人公・マックス（トム・ハーディ）と最凶の敵ジョー軍との自由を賭けた戦いを描いた、リアル・アクション。その斬新な舞台設定や衣装は『北斗の拳』にも影響を与えたのではないかといわれている作品だ。AKIRAは主人公マックスの吹き替えに抜てきされ、声優初挑戦となる。
革ジャンにブーツ、パンツまで黒尽くめで登場したAKIRA。3シーンを報道陣に公開し、本番での熱そのままに、作品へ魂を吹き込む姿を実演して見せた。
アフレコの前に作品を観てみて「一瞬、映画の世界観に引きこまれて、気を失いそうなくらいのアドレナリンMAXでした。タイトルどおりの作品でした。CGを排してガチでアクションを撮影している作品で、自分もそういう作品で撮影に携わらせて頂いているので、どんな規模で撮影したんだろうなとか。とにかく、トム・ハーディのマックスがやばくて落ちるレベルでした」と、興奮したのだとか。
アフレコへは、「初めて映画のアフレコをやらせて頂きまして、いつもはキャラクターを演じさせて頂いていますが、今度はそのキャラクターを演じている人に寄り添ってでしたので、表現の仕方が違ってものすごく勉強になりました」と、俳優として学ぶものがあったよう。
さらに、「思いのほか、体力使うんだなと。まだまだ素人なんで、力んじゃうところがあるんですけれど、マックスのセリフも多いですけど、アクションの息だったり、やられるときの唸りとか叫びとかが多かったので、いつも鍛えているんですけれど鍛えている僕でも酸欠になるくらいに力の入るシーンが多かった。アグレッシブな配役で大変でしたけど、すごく楽しかった」と、去来するさまざまな思いを語った。
アンチ・ヒーローのマックスのような生き方はどうかと問われると、「とくにいまの世の中だったり、それぞれの生きてらっしゃる世界の中で悩みだったり、たぶんほとんどがつらいことが多いと思いますけど、観た時にすごく勇気をもらいました。暗闇の中で走って走ってほんの少しの光を見つけた時、我を保てるか。自分自身との戦いでもあるので、タフな男の精神というのは、この作品から勇気をもらいました」と、励まされたという。
女性目線でも本作を観れるというAKIRAは「怖いとかいうのも超越していると思います」とオススメしたが、カップルで観る方には「終わった後に殴り合いのケンカだけはしてほしくない。最後は大丈夫だと思いますけど、途中はちょっと…」と、意味深なコメントが飛び出すことも。
「素晴らしい大作が生まれたなと感じています。マッド・マックスという豪快なタイトルのごとく、マッド（MAD）な世界観を描いています。これはDVDは待っちゃダメです。映画館で観てほしい！」と、熱を入れていた映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、6月20日より新宿ピカデリーほか全国公開！
