NO IMAGE

天海祐希&松山ケンイチの漫才のようなやり取りに爆笑!早乙女太一、弟・友貴に対抗心メラメラ

天海祐希&松山ケンイチの漫才のようなやり取りに爆笑!早乙女太一、弟・友貴に対抗心メラメラ
「みんな観てね~」と、呼びかけた天海祐希

 女優・天海祐希(47)、男優・松山ケンイチ(30)、早乙女太一(23)、平幹二朗(81)が9日、都内で行われたゲキ×シネ『蒼の乱』初日舞台あいさつに登場した。

 スケールの大きい演劇公演を、最上の映像と音響で劇場の大スクリーンに映し出す“ゲキ×シネ“に、2014年春に東京と大阪で上演された今年35週年を迎える『劇団☆新感線』の舞台が登場。新感線の演出家いのうえひでのりが生み出す“いのうえ歌舞伎“に惚れ込む天海祐希のために生み出された強靭で美しいヒロイン・蒼真を主人公に、平将門の乱を新解釈で描いた歴史ファンタジー。

 劇場は、昨年舞台を観たお客さんが8割~9割と圧倒的。感動した舞台を20台のカメラと編集技術で、また違う形で楽しめるゲキシネならではの光景が広がる。『劇団☆新感線』の舞台に初出演し、ゲキシネ初体験の松山は、「本番中は自分では観れないですけど、ゲキシネという形になって客観的に観れるようになって、観た時には鳥肌が立つぐらい素晴らしい作品になっていました」と、感動しきり。

 新感線の舞台は、映像含めると4回目。舞台は3回目で初座長を務めた【蒼真】役の天海は、「恐ろしい大役!あれだけのみなさんを“差し置いて”と思うと、色んなモノに押しつぶされそうだったので、これだけの人たちが“一緒に舞台に”立ってくれる。一緒にいると思うと、ちょっと気が楽になった」と、振り返った。

天海祐希&松山ケンイチの漫才のようなやり取りに爆笑!早乙女太一、弟・友貴に対抗心メラメラ

 『劇団☆新感線』の舞台に初出演した【将門小次郎】役の松山は、「すごく大好きで、ぜひ舞台に立たせて欲しい」と、懇願してきたほどの憧れの舞台。そこに、元来の“あがり症”も加わって、「初めて本番の舞台でゲネプロやっていた時は足震えといた。(『え~』と天海も驚く)色んなところから汁でてきてて、どうしようと思った」と言うと、さすがにこの表現に天海は、「ちょっと、ちょと!」と、注意して笑わせる。

天海祐希&松山ケンイチの漫才のようなやり取りに爆笑!早乙女太一、弟・友貴に対抗心メラメラ
松山ケンイチ

 松山は、「みんなと一緒にフルマラソンやった感じ。一人じゃなかったので。天海さんの柱がドーンとあって」というと、MCの中井美穂が、「大きい柱が」というと、すかさず天海が、「違う違う、中井さん」と。制止する。中井は、「スケールと存在が」と、言い直すと、松山は、「人間離れした」と、制作発表の時(●天海祐希「人間離れ」と評され“応戦”!松山ケンイチの演技を「盗んで帰りたい」)に、演出を担当するいのうえひでのり氏から、「人間離れしたキャラクターを演じても光る」と評されたことを持ち出す。天海も、「ケンイチくん!」と、笑顔でたしなめる。

 3回目の舞台となった【帳の夜叉丸】を演じた早乙女は、これまでは、クールで陰を背負っている孤独な感じの役どころが多かった。今回は松山演じた将門小次郎にツッコムなど面白いシーンもあったが、「馬役の橋本じゅんさんにダメだしされたり、アドバイスされたり」と、ツッコミかたのレクチャーを受けていたという。「じゅんさんいわく、(ツッコミは)ナマモノなので、その時の空気と、そのツッコミに至るまでのつなげる感情を作っていけ」と、具体的な(?)アドバイスがったというと、天海を始めキャスト陣も会場の観客たちも大笑い。

 また、太一は、弟の友貴と殺陣で一騎打ちする“兄弟対決”のシーンがあったが、「複雑でした。こいつには絶対負けられないという気持ちと、こいつにも頑張ってほしいという気持ちもある」と、複雑な気持ちだったと語った。

 MCの中井美穂から、「弟の友貴さんに負けたら?」と問われると、「悔しいですね。でも(負けたと絶対)思ったことないですけど!絶対自分が前に出ている。ただ、自分が17歳で初めて『新感線』ださせていただいて、(友貴が)同じ年にでやがって、そこが悔しかったです」と、」と、兄のプライドを示すと、会場からは笑いが。

天海祐希&松山ケンイチの漫才のようなやり取りに爆笑!早乙女太一、弟・友貴に対抗心メラメラ
平幹二朗

 【常世王/奥の大殿】の兄弟2役を演じた平は、「キャリアの中で、半分以上悪役やっているので、引き出しはいろいろある。久しぶりにやる悪役で楽しめました。天海さんは、女役の時は美しかった。男役の時は凛々しかった。両立してるので素晴らしい。見とれてて名前忘れてしまったこともあります」と、思わぬエピソードを。さっそく、MCの中井が、「そんなときどうするんですか?」と問うと、平は、「名前がわからないので『そなた』とごまかしました」と、悠然というと天海も、「はじめから台本がそうなっていたかのよう」と、自然だったと付け加えて感心する。

 続けてMCの中井が、「慌てることとかは?」と尋ねると、平は、「覚えているんだけど出てこない。コンピューターが止まって真っ白になることはよくある。長い経歴だから、似たセリフが浮かんでくる。それを言っているうちになんとか元に戻る」と、さらりというと、一同感心。プロならではの修正の仕方にプロとしての貫禄。

 松山は、「自分の中にそんなにセリフ(のストックが)なかったので、止まっちゃいました」と、笑わせると、殺陣シーが多かった早乙女は、「(殺陣の段取りを)間違えたことはないですね。1回目、2回めは刀を飛ばしたりという失敗があって、3回目はしたくなかったと思って気合入れた。弟はありましたけどね」と、ここでも弟へのライバル心をむき出しにし、笑わせる。

 見どころについて早乙女は、「みんなの登場シーンがカッコいい」といえば松山は、「太一くんがやった夜叉丸もカッコいいんですよ。そのシークエンスで、稽古中から3日目まで、どうやっても笑いを我慢できないところがあって、そのぐらい太一くんの登場シーンが印象的」というと、当の早乙女は、「そこだけ観てほしくないですね」と、弱気。

天海祐希&松山ケンイチの漫才のようなやり取りに爆笑!早乙女太一、弟・友貴に対抗心メラメラ
天海祐希

 天海は、「(【常陸源五】を演じた劇団員の)インディ(高橋)さんのやられるシーンがせつない。(劇団員の【桔梗】役の)高田聖子ちゃんの登場もカッコイイ。(宝塚時代の後輩の【邦香】役の森奈みはる)の戦いに行くときの彼女の衣装の背中に注目してください。羽?マント?に短く可愛らしいのがついてます」と、いくつもシーンをあげる。

 平は、「草の野原で一人天海さんが言う締めくくりのセリフ。天海さんも素晴らしいし、草も素晴らしい締めくくりだった」と、哲学的なことをいう。

 最後に各キャストからひとこと。

 平は、「芝居は1回限りで消えてしまって、記憶の中にしか残らない宿命。DVDは記憶は残るけど、熱は伝わりにくい。ゲキシネ初めて観て、劇の密度とシネマの流動感が掛け合わされていて。体験したことないスペクタクルになっています」。

 早乙女は、「舞台観たことある方も色んな発見がある。見どころいっぱい詰まった映像になっています。役者一人ひとりのパワーを感じられる作品になっている」。

 松山は、「熱い作品だなと思います。将門小次郎も火が出ているイメージ持ってて、そのくらい情熱を持って生きているキャラクターでした。その熱さが皆さんに届けば、伝われたばと思います。

 天海は、「熱い熱い舞台を作ることが出来ました。私の一生の宝ものが一つ増えました。それをゲキシネとして観ていただけるというのはこんなに嬉しいことはありません。『蒼の乱』と出てくるシーンが凄く好きで、2人で空を見上げるシーンが。あのときの2人がずっとずっと続けばいいなぁと、物語を進めていました。最後にみなさんにあいさつしたときの清々しさと、2人で空見上げた時の清々しさが、そのままみなさんに伝わりますようにと」。

 ■STORY
 時は平安時代。都では中央集権の政のもとに朝廷は貴族たちが贅沢三昧にくらし、地方の民たちには税が重く課され貧しい暮らしを強いられていた。不満のたまる地方の民たちは小さな反乱を起こしては貴族によって封じられていた。
 あるとき、左大臣の屋敷の国の行末を占っていた渡来衆の一団が、国家大乱の卦を出たことを口実に武士たちに襲われた。窮地に追い込まれた彼らの長である蒼真(天海)と、蒼真の親友、桔梗(高田)は、坂東から京に出てきていた将門小次郎(松山)に救われる。
 蒼真と小次郎の運命の出会いである。二人はその運命に導かれ夫婦となり、小次郎の故郷・坂東の地を目指し都を後にするのだが…。

 絶賛上映中

 

天海祐希&松山ケンイチの漫才のようなやり取りに爆笑!早乙女太一、弟・友貴に対抗心メラメラ
天海祐希
天海祐希&松山ケンイチの漫才のようなやり取りに爆笑!早乙女太一、弟・友貴に対抗心メラメラ
松山ケンイチ
天海祐希&松山ケンイチの漫才のようなやり取りに爆笑!早乙女太一、弟・友貴に対抗心メラメラ
早乙女太一
天海祐希&松山ケンイチの漫才のようなやり取りに爆笑!早乙女太一、弟・友貴に対抗心メラメラ
平幹二朗


天海祐希&松山ケンイチの漫才のようなやり取りに爆笑!早乙女太一、弟・友貴に対抗心メラメラ
中井美穂
天海祐希&松山ケンイチの漫才のようなやり取りに爆笑!早乙女太一、弟・友貴に対抗心メラメラ
早乙女太一


広告