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市原隼人「ぶっ飛んでる」とビックリ!三池崇史監督からは賛辞

市原隼人「ぶっ飛んでる」とビックリ!三池崇史監督からは賛辞
三池崇史監督と市原隼人がトーク!

 俳優・市原隼人(28)が20日、東京・六本木のビルボードライブ東京で主演映画『極道大戦争』(監督:三池崇史/配給:日活)プレミアム試写会を三池監督(54)とともに開いた。

 海が近くうら寂れた毘沙門仲通商店街は、街の人々からの信頼が厚い神浦玄洋(リリー・フランキー)を組長とする神浦組が牛耳っていた。神浦の舎弟である影山亜喜良(市原)は、敏感肌ゆえ刺青も入れられない若衆止まりの半端者。神浦に憧れて極道の世界に入ったものの、映画のような誇り高い仁義や任侠心に満ち溢れた理想の世界からほど遠い現在のヤクザ社会にうんざりしていた。ある日、神浦の命を狙う刺客たちが次々とれるのだが、死闘の果て、影山の前に八つ裂きにされた神浦が横たわっていた。駆け寄った影山の首筋に、瀕死の神浦が突然噛みついた瞬間、影山に神浦の血が逆流する…「ヤクザヴァンパイアとして生きろ!」神浦はそういい残し絶命する。かくして“血の儀式”が行われ、街中を巻き込んだ刺客たちとの新たな闘いがはじまろうとしていた…。噛み付かれた人間は次々とヤクザ化してしまうという完全オリジナル作品となっている。

 まずは三池監督が市原とは映画『神様のパズル』以来7年ぶりということに、「根っこが大きくなっている印象を受けました」と高評価で、「市原君とは、一番最初に会った時のことが忘れられなくて、『今回の役作りは大変だね』ってプロデューサーから市原さんに話したら『いや、大丈夫です。自分、役作りしないんで』ってさらっと言って。こいつ、すげえなぁ、面白いなぁって(笑)。でも、それは全く何も考えていないんじゃなくて、ちょっとその役柄の為に知識を入れてもその人にはなれないわけで、現場で撮影しながら感じ取っていくことを大切にされている。彼にとっては、知識を入れたり、体づくりなどは当たり前の準備であって、役作りとは言わないんですよ」と、その演技論へ賛辞を。

 市原も三池監督へ、「三池組は、照明、美術、衣装、ヘアメイクなどすべての部署が、本当に信頼でつながっている気がします。三池さんは別にとやかく言わないんですけど、スタッフ全員が、三池監督に生半可なものは渡せないって感じで限界までこだわっていて。『極道大戦争』では、本当に毎日何が起こるかわからない現場だったんですが、今こうした現場が少ない中で、その場に入れて凄く嬉しかったです」と、雰囲気を楽しんだそうだ。

 作品へ、市原は、「最初脚本を読んだときは何が何だか…」と戸惑ったそうで、「カエルは出てくるし、河童は出てくるし。ぶっ飛んでるなぁ」とぶっちゃけて、場内を沸かせることも。

 三池監督は主人公が市原に定まってから作品のディティールが決まっていったことを赤しつつ、「だから、みなさんがこの映画を面白くないと感じたら、それは僕のせいじゃなくて、市原さんのせいです。だって、彼に合わせていったら、自然とそうなっちゃうんだもん(笑)。この映画で市原さんのファンを続けるのも良し、離れていくのも良し…」と、意味深発言も飛び出していた。

 映画『極道大戦争』は6月20日よりTOHOシネマズ 新宿 ほか全国ロードショー!

 ※記事内写真は(C) 2015「極道大戦争」製作委員会

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