NO IMAGE

日本コロムビア 佐村河内氏に見解!「商品の発売元として道義的な責任を痛感」と謝罪

 日本コロムビアは6日、公式サイトで『佐村河内守氏につきまして』と題し、ゴーストライター騒動渦中の佐村河内守氏(50)の楽曲について、社内調査の結果を踏まえた見解を発表した。

 5つの項目に分けて説明している。

 1つ目は『「交響曲第1番“HIROSHIMA”」CD発売までの経緯についてと』題し、CD発売までの経緯を箇条書きにしつつ、「弊社がCD化を検討する以前から当該楽曲の演奏は既に行われており、また著作権管理団体において当該楽曲が『佐村河内守氏作曲』として登録されている事実を確認したことから、佐村河内守氏が当該楽曲を作曲したことに疑念を抱く余地は無く、したがって、作曲に第三者が関与したか否かの確認は弊社として行っておりませんでした」としている。

 2つ目の『ゴーストライターの存在について』では、「佐村河内守氏作曲とされる楽曲について『第三者が関与しているらしい』といった話については、弊社担当者が耳にしたことがありました。しかしながら、具体的な根拠を示すような情報ではなかったことから、その時点においては佐村河内守氏に対する誹謗中傷であり、根も葉も無い噂に過ぎないと認識し、前項と同様、著作権管理団体における登録も確認されたことから、弊社内で正式に報告されることはなく、したがって弊社としては特段の調査・確認等は実施しておりませんでした」と、明かしている。

 さらに、佐村河内氏の聴力については、「本人からは『全聾である』との説明を受けており、弊社担当者との会話に際しては、全て手話通訳を介して行っておりました。また、弊社担当者が障害者手帳の確認も行っておりましたので、佐村河内守氏が全聾であるという点について疑念を抱いたことはなく、それ以上の確認等を行ったことはありませんでした。なお、佐村河内守氏の経歴についても、疑いを生じさせる事情は見当たらず、その内容について、弊社独自の検証作業等は行っておりませんでした」とのこと。

 また、佐村河内氏は同社の所属アーティストではなく、「専属契約、マネジメント契約等の契約関係は一切有りません。佐村河内守氏作曲とされる楽曲については、著作権管理団体に登録が有りましたことから、弊社は、著作権管理団体に対して楽曲の使用料を支払っております」とのこと。

 最後に同社の見解としては、「弊社が発売した佐村河内守氏関連商品については、その時点においては正しいと信じるに足る情報を記載していたものであり、弊社に法的な責任はないものと考えておりますが、一方で、佐村河内守氏に関する弊社の商品説明や各メディア等を通じて提供された情報には、結果として誤った内容が多く含まれていたことは事実であり、その情報を信じて弊社商品を購入されたお客様に対しては、商品の発売元として道義的な責任を痛感しております」としており、「弊社商品を購入されましたお客様をはじめとして、関係各位に対しましては、ご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」と、謝罪している。

広告