俳優・オダギリジョー(38)が3月7日、東京・グランドプリンスホテル新高輪内で『第37回 日本アカデミー賞』授賞式に出演作の『舟を編む』(監督:石井裕也/配給:松竹、アスミック・エース)で助演男優賞にノミネートされて登壇した。
オダギリジョーは、松田龍平演じる主人公と同じ辞書編集部で働くお調子者の先輩役。正反対のキャラクターの2人のやりとりが作品にユーモアを与えた。
西田「辞書を作るというのが、あれだけの膨大な労力とあれだけの尽力が必要なんだと初めて知りました。そして、我が家にある古ぼけた辞書がいとおしく思いました。そういう手堅い現場で、オダギリさんの役は、ちょっとお調子者というかチャライ感じの役でしたよね」
オダギリ「いま観てもダルい芝居しているなぁと」
西田「普段のオダギリさんは、ああいうことないですもんね」
オダギリ「ああいうことはないですね。マジメに生きようと思っています」
樹木「いま、お子さんが生まれたんですけど、こういうファッションを相変わらず守っていくということは、すごいパワーですよね」
オダギリ「笑い。ダメですよね~一応、逆さにかぶったんですけどね」
西田「うしろのドクロがね」
オダギリ「ええ、あまりにもかなあと思って」
西田「でも、今日は、こういう帽子をかぶりたいなぁとずっと思っていた」
オダギリ「そうですね」
西田「かなりお調子者じゃないですか。松田龍平さんとは初めての共演になるんですか」
オダギリ「初めてでした。2人もお互いに気を使わないタイプで、本当にしゃべらないときはね2人でいても1時間ぐらい無言が続く」
西田「オダギリさんもそんなに饒舌な人じゃないもんね普段」
オダギリ「そうですね。普段はほとんどしゃべらないですね」
西田「僕も『探偵はBARにいる』の1のときに。龍平さんとご一緒させていただいたんですけど、本当に寡黙でしたもんね」
樹木「どうでしたか松田さん」
西田「セリフ以外、あまりお話にならないでしょ」
松田「いや~、そういうつもりじゃないんですけど」
西田「そういうコンビネーションがいい感じでした」