女優・上白石萌音(かみしらいし・もね、17)が3月17日、東京・渋谷のマウントレーニアホールで2万人の鼓動TOURSミュージカル「赤毛のアン」2015就任記念イベントに登場した。
エステー株式会社が主催のミュージカルで同社が無料招待し、舞台の楽しさを共有できたらという思いを込めて毎年主催しているもの。『赤毛のアン』はTOURSミュージカルでも13年連続で上演されており、主役のアン・シャーリー役には過去にも、女優・高橋愛(28)らが出演するなどしている。
上白石は、エメラルドグリーンのワンピース姿で登場すると、早速、楽曲『グリーンゲーブルズのアン』の伸びやかな歌唱を見せ、「緊張して、リハーサルのときより心臓がバクバクしました」と、はにかんだ。
初の10代でのアン役に決まった時のことを、「嬉しかったです!小さい時に赤毛のアンの絵本を読んだりして、そのときになんて素敵な女の子なんだろうって。まさかアンになる日が来るとはと思っていませんでしたので、思い切り楽しもうと思っています!」と、意欲に燃えている様子。
中盤からは、リンド夫人役・大和田りつこ(63)、マリラ・カスバート役・旺なつき(58)、マシュウ・カスバート役・越智則英(66)、ギルバート・プライス役・藤田玲(26)が舞台衣装で登場。藤田が、「ギルバートはアンを振り向かせるためにからかっちゃったりするんですけど、どうですか?」と、上白石に尋ねると、「できたら優しくしてほしい」と、懇願。そこから転じて、好きな男性のタイプを問われ、「男らしい人が好きです」と、明言していた。
その後は、5人で『グリーンゲーブルズのアン』の数小節をスキャットし、「きょういらしてくださったみなさんも温かい方ばかりで、稽古が待ち遠しいです!」と、期待の声を寄せていた。
囲み会見では、映画『舞子はレディ』(監督:周防正行/配給:東宝)で日本アカデミー賞新人賞を受賞したときの気持ちを問われ、「周防監督がオーディションで私を見出してくださったこと、生まれてきて良かったなと思っています」と天にも昇る心地だったそうで、「それくらい幸せだったのでまた、日本アカデミー賞の舞台に戻れるように頑張りたいと思っています!」と、目標を掲げていた。
「アンという女の子が好きだったので、このようなチャンスを頂けてすごくドキドキ・ワクワクしています!」と胸を弾ませていた本ミュージカルは8月16日の北海道公演を手始めに、宮城、埼玉、東京、愛知、大阪、広島、福岡の全8都市で上演!