元AKBの川栄李奈（20）が27日、都内で主演舞台「AZUMI 幕末篇」（構成・演出／岡村俊一）の制作発表に共演の浅香航大（23）、渡部秀（23）らとともに出席。座長を務める川栄は「このメンバーみんなで思い出にのこるいい作品にしたい。一度といわずニ度、三度と観にきてほしい！」と熱烈PRした。
かつて映画版では上戸彩（29）、舞台版では黒木メイサ（27）が演じ大好評だった話題作で、今回は4日にAKB48を卒業したばかりの川栄が”あずみ”役に大抜擢。激動の幕末時代を刺客という過酷な使命を背負い、屈強な男たちに立ち向かって行く少女・あずみの姿を描く物語。
この日は、オープニングをはじめ、決闘シーンなど4シーンを報道陣に公開したが、稽古をはじめてまだ2週間という川栄が、驚異的な迫真の殺陣を連発。報道陣を魅了した。公開シーンの最後に川栄がセリフを忘れ、共演陣一堂から「カワエー！」とツッコまれ笑ってごまかすなど、従来のキャラもしっかりと垣間見せてくれたが、演出担当・大石の「川栄は容量がからっぽのコンピュータみたい。教えたことがスイスイ入っていく」の絶賛にはじまり、「川栄さん、ホントにすごいので…。ついていきたいと思っている」（浅香）、「川栄さんも気合い入っていて、芝居に入って行く気持ちも凄い！座長についていきますよ」（渡部）と、そのひたむきな姿に、すっかり座長として認められている様子だ。
それでも浅香が「最初は人見知りで、距離感わかんない感じだったよね？」とツッコむと、川栄は「最初は不安だらけでみんなの助けがあってこそ。最初は怖かったです。みなさんは経験があるのでスンナリ入れるだろうけど、私はやはり挙動不審になっちゃいますよね。でもいまは仲良し！」とコミュニケーションも良好。
周囲の「覚えが速い！」の絶賛の嵐に、川栄は「覚えは速くなかったが、たたきこまれるので、やっている風にしていただけ。最初はごまかしていたが、今は入ってます」と持ち前の天然キャラ満開。AKB48時代は褒められることが少なかったが、「（オバカキャラも）徐々に隠していけたら」と調子に乗ったところで、大石から「江戸時代と鎌倉時代どっちが先？」と問われ、「どっちでしたっけ？」と本気で悩む川栄に再び場内大爆笑。
作品では川栄が男性に抱きかかえられるシーンもあるが、「新鮮ですよね。マジメにやってます。恋愛は解禁になったけど、言い寄られるとかはないですね。いいんですよ、みなさん、お手紙くださっても」と再び調子に乗ったところで、共演陣から再び、「カワエー！」とツッコまれていた。
東京・新国立劇場中劇場にて9月11日開幕！
