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高橋克典、故・力也さんに「アニキのようなオジキのような先輩」

「とても寂しいです」

 俳優の高橋克典(47)が9日、都内で舞台『十三人の刺客』の製作発表を行った。出席者は坂口憲二(36)、釈由美子(33)、西岡徳馬(66)、袴田吉彦(38)、川村陽介(28)、青柳翔(26)、庄野崎謙(24)、山口馬木也(39)、水橋研二(37)、春海四方(53)、演出家で脚本家のマキノノゾミ。

 8日に心不全のため亡くなった俳優の安岡力也さんに高橋は「デビューするかしないかのころに力也さんとはお会いして、日常的な付き合いはなかったんですけど、会うたびに『おっ、やってるか』と声をかけてくれた。アニキのようなオジキのような力強い先輩」と静かに語り「とても寂しいです。ご冥福をお祈りします」と悲しさをにじませた。

舞台『十三人の刺客』製作発表

 同作は工藤栄一監督による映画で、三池崇史監督によるリメイクで知られる名作。暴虐な藩主を暗殺しようと動く刺客たちと主君を守る武士たちの激突を描く。刺客のリーダー・島田新左衛門を演じる高橋は13年ぶりの舞台に「精一杯食らいついて、力のある作品にできたら」と意気込みを語った。

 舞台初出演で新左衛門と刃を交える鬼頭半兵ヱに抜擢された坂口も「すべてが未知の世界」と恐縮しながらも「少しでも追いつけるように、立派な武士を演じられるようにがんばりたいです」と凛々しく語った。そんな同じ事務所の後輩に高橋は、一度はオファーを受けるかどうか迷ったということだったが「ここで憲二もやっと立ち上がってくれそうなので、(自分も)立ち上がりました」と笑顔をみせた。

 高橋は「坂口さんは圧倒的な花がある。やるからには本気でやりたいという人なので、舞台でとても映えるんじゃないかな。やっと腰を持ち上げてくれたので頼もしく感じますね」と激賞。坂口は「恩返しできるようにがんばりたい」と力強く応えた。

 映画版では有名な殺陣のアクションシーンだが、マキノは「いかにスピーディーにみせるかを腐心しました。せこくなったと意地でもそうは思わせたくない」と熱のこもったあいさつ。その言語に高橋も「そんなこと言われたらやるしかないじゃないですか。スイッチを入れて腰を落ち着けて精一杯やっています。滝に打たれたりすればいいのかな」と報道陣を沸かせた。

 紅一点の釈は「かっこいい男性陣の中で浮いてしまっていて」とニッコリ。アクションにも定評のある釈だが、今回は殺陣の場面はないということ。釈は「プライベートで古武道を習っていまして先日黒帯を。バサバサ切る気満々だったのにがっかりしてます」と笑いを誘いながら「大和撫子の凛とした美しさを出せるようにがんばります」と語っていた。

 東京公演は8月3日から18日まで赤坂ACTシアターにて、大阪公演は8月21日から29日まで新歌舞伎座で上演。

高橋克典
坂口憲二
釈由美子
西岡徳馬
袴田吉彦
川村陽介
青柳翔
庄野崎謙
山口馬木也
水橋研二
春海四方
舞台『十三人の刺客』製作発表
舞台『十三人の刺客』製作発表
舞台『十三人の刺客』製作発表
舞台『十三人の刺客』製作発表
舞台『十三人の刺客』製作発表
舞台『十三人の刺客』製作発表
舞台『十三人の刺客』製作発表
舞台『十三人の刺客』製作発表
舞台『十三人の刺客』製作発表
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