声優・花澤香菜が28日、東京・テアトル新宿で初主演実写映画『君がいなくちゃだめなんだ』(監督:ムラカミテツヤ/配給:アニプレックス)初日舞台あいさつを、共演の小木茂光、ムラカミ監督とともに開いた。
偶然にも処女作が新人賞を獲ってしまった絵本作家・楓アン(花澤)。周囲に期待されるも、その後はうまくいかずスランプ状態に。ある日、楓は失踪した飼い猫を探すうち街角の伝言板で謎のメッセージを見つけ、次々とほかにも街にある伝言板に残されたメッセージを探し出していくことに。その文章は楓が幼いころに失踪した小説家である父(小木)のものと気づいていき…。
多く立ち見が出るほどの観客で会場があふれるなか、白いワンピース姿で花澤は登壇。なんと本作のクランクインした場所はニューヨークだったそうで、「なんて贅沢なんだろうと思いましたね」と笑みを見せる。
そんな花澤の苦労した点については、超タイトなスケジュールの上に、馴れない実写映画の撮影ということで、「何度も追いこまれた(苦笑)」とも。そんな花澤に、「女優と声優の違いは?」と、小木が質問すると、「アニメのアフレコでは本番は基本1回ですが、実写の映画では、何度も同じシーンをいろんな角度から撮って。たとえば涙を流すシーンでは、同じタイミングで何度も涙を流したりする。それが難しくて…」と、しみじみ。
劇中曲へは、花澤香菜の音楽活動を支える北川勝利(ROUND TABLE)が担当しており、花澤は、「北川さんが映像を見ながら劇伴をつけてくれたんです。北川さんが細かいところにもこだわって音をつけてくださった。だから、劇中の音楽にも注目してほしい」と、作品の見どころも。
舞台あいさつの最後には、花澤発案で、会場の観客とともに、花澤が「君がいなくちゃ」と言ったら、会場全員で「だめなんだ」というコール&レスポンスで、大盛り上がりのうちに終了した。
映画『君がいなくちゃだめなんだ』は28日の東京での先行上映を手始めに、仙台、名古屋、大阪、博多と各地で順次公開で各地でも舞台あいさつが予定されている。
■舞台あいさつ予定会場・時間
◯仙台 MOVIX仙台(Pコード:554-117)
4月5日(日)12:45の回(上映終了後)/14:45の回(上映前)
◯109シネマズ名古屋(Pコード:554-132)
4月11日(土)9:30の回(上映終了後)/11:30の回(上映前)
◯シネ・リーブル梅田(Pコード:554-133)
4月11日(土)13:30の回(上映終了後)/15:30の回(上映前)
◯T・ジョイ博多(Pコード:554-135)
4月12日(日)11:00の回(上映終了後)/13:00の回(上映前)
■料金/各会場共通 全席指定-2,500円(税込)※舞台挨拶限定特典ブロマイド4種セット付