ハーモニカのみ担当がいるという、変則的な4ピースバンド「乱舞虎」（“Love The Traditional”の略 ）。アジア圏で選ばれた代表バンドが対決するフジテレビ系音楽番組『ASIA VERSUS』に出演した際には、GACKTから「今までの中で一番のグルーヴ」「トークはどうかと思うが、音楽には感動した」と評価した。その個性的なキャラクター（特にボーカルギターの川村いさびュリホー）と融合性の高いサウンドは、同番組でウィークリーチャンピオン＆マンスリーチャンピオンに選ばれるほどだ。
そんな彼らの楽曲『溢れ出す想いfromネオンスィリィー』が現在、話題の音楽サービス「Frekul（フリクル）」にて期間限定で無料配信されている。
響き渡るハーモニカの音色と、ダンサンブルで熱を帯びたリズム、刀のように切れ味の良いテレキャスターのギターサウンドは、彼らのサウンドの真骨頂。そんなサウンドの中で流れるメロディは、穏やかでじっくりと心に染みこんでくる。
百戦錬磨で研ぎ澄ました楽曲、サービス精神溢れるキャラクターのギャップで着実にライブシーンで人気を集めてきている「乱舞虎」。昨年末には初の全国リリースアルバム「竹」を発表、川村の真っ直ぐで生命力のある人間性が8曲に詰め込まれている。4月5日に行われるツアーファイナルは、お笑い芸人が出演・オープニングアクト／ファイナルアクトを両方とも乱舞虎が務めるという。（このライブ演出…彼らのサービス精神は凄まじい）
「異端だけど、良質なPOPSに。故郷系アヴァンギャルドと銘打つに相応しい最高の仕上がりになっています」と現状を語る川村。一度聴いたら、あなたは変わらない愛の虜になる。（津田 聖治）
【乱舞虎】
川村いさびュリホー(G/Vo)、杉モルト(Ds)、星トゥワイライト(B)、Kzやまびこ(BluesHarp)で2008年に結成された変則4ピースロックバンド。哀愁漂うテーマやメロディーを軸に、ダンサンブルなサウンドでリスナーを魅了する。
