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原恵一監督TAAF2015アニメドール受賞!最新作「百日紅」へ手応え「十分」と自信

原恵一監督TAAF2015アニメドール受賞!最新作「百日紅」へ手応え「十分」と自信
原恵一監督がアニメドールを受賞した

 『河童のクゥと夏休み』や『クレヨンしんちゃん』シリーズなどを手がける原恵一監督(55)が19日、東京・コレド日本橋で開催している『東京アニメアワードフェスティバル2015』(通称:TAAF2015)で『アニメドール』を受賞することが、発表となった。

 TAAFはアニメーションの振興を目的とした国際アニメーション映画祭で、19~23日までTOHOシネマズ日本橋を中心に開催。『特別賞・アニメドール ~Anime d’or』は昨年より新たに設けられ、アニメーションを変え、時代を変え、世界を変え、未来をも変える力を持った特別な輝きを持つものにTAAFが授与するもの。昨年は『かぐや姫の物語』で高畑勲監督が、同時に『アンパンマン』にも同賞が贈られた。

 原監督の授賞理由について、「型にはまらず、日本の商業アニメーションの中にあって異彩を放つ、素晴らしい作品をこれまでも数々監督してきた、原恵一監督。まもなく完成を迎える最新作『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』は、江戸を舞台とし、漫画・アニメーション文化の源ともいえる浮世絵をテーマとして描き、日本の誇るべき伝統の大衆文化を、現代の大衆文化を、現代の大衆文化アニメーション作品として見事に昇華させ、世界へ向かっていま羽ばたかんとしている。日本の芸術文化産業アニメーションの発展を目的とし、世界へと発信させる使命を持った、この東京アニメアワードフェスティバルとして讃えるにふさわしく、また今後のアニメーション文化を担う監督の1人として、『Anime d’or』をお贈りします」としている。

 この受賞に原監督は、レッドカーペット中、報道陣の呼びかけに応え、「大変光栄です」と、喜びを口にし、映画『百日紅』への手応えを「十分にありすぎるくらいありますよ。時代劇ですが、現代の人たちに通じる喜怒哀楽とか、時代劇ならではの江戸の四季の移ろいなどが描かれます。杉浦日向子さんの原作が好きすぎて、劣化させるようなものにはしていないです」と、自信を見せる。

 作品へのこだわりへは、「江戸の街をいかにアニメーションの絵として再現するか、北斎の娘が主人公ですけど、彼女の一風変わった部分や、そのなかに実は優しさがあったり、弱さがあったり、現代の女性たちにも共感してもらえれば」と、話していた。

 また、「次回作準備中でまだ言えません。まずは『百日紅』を観て頂いて、次の作品に臨みたい」と、今後も何かしらの動きがある様子を見せていた。

原恵一監督TAAF2015アニメドール受賞!最新作「百日紅」へ手応え「十分」と自信

原恵一監督TAAF2015アニメドール受賞!最新作「百日紅」へ手応え「十分」と自信
原恵一監督
原恵一監督TAAF2015アニメドール受賞!最新作「百日紅」へ手応え「十分」と自信
 
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