女優・宮沢りえ(41)が22日、都内ホテルで行われた『第24回東京スポーツ映画大賞授賞式』に映画『紙の月』で主演女優賞を受賞し出席。司会はガダルカナル・タカ(58)と江口ともみ(47)が務めた。
宮沢は2009年の『ビートたけしのエンターテインメント賞』50周年特別賞以来、5年ぶりとなり白いドレス姿で登壇。タレント・ビートたけし(68)から作品にかけ、「年下の大学生と不倫して、新境地を開きました」と、早速チクリとやりつつも、「アイドルの時代があっていろいろあって見事に脱皮していった。お見事でございました」と、たけし流のエールを送った。
当の宮沢は、表彰を受け瞳に涙をためつつ、「今回受賞させて頂いた時に、理由のコメントが本当に嬉しかったんです。(『東スポ映映画大賞』に登壇するのは)3、4回目だと思いますけど、本当の意味でたけしさんと初めてお会いした時から四半世紀、やっと役者として認めて頂けたのかなと思うと嬉しいと同時に身が引き締まります。人生いろいろありますけど、それもすべて表現するときのエネルギーになっていたりするんだろうなと」と、さまざま人生経験を通しての重みのあるセリフをスピーチしていた。
そんな宮沢に、たけしは、「いつごろから役者意識した?」と尋ねると、「30前後からだと思います」と、自分のことを振り返る宮沢。そんな宮沢に、たけしは「そのうち私が力を抜いた作品の主演をやってもらって、りえちゃんの力で当たらない映画を当ててもらう」とオファーし、これには笑みがこぼれていた。
■「第24回東京スポーツ映画大賞」詳細
◯作品賞:該当なし
◯監督賞:呉美保『そこのみにて光輝く』
◯主演男優賞:上島竜兵『上島ジェーン』『上島ジェーン ビヨンド』
◯主演女優賞:宮沢りえ『紙の月』
◯助演男優賞:寺島進『イン・ザ・ヒーロー』
◯助演女優賞:大島優子『紙の月』
◯新人賞:劇団ひとり『青天の霹靂』
◯技術スタッフ賞:江川悦子(特殊メイク)
◯外国作品賞:『ジャージー・ボーイズ』(クリント・イーストウッド監督作品)
■「第15回ビートたけしのエンターテインメント賞」詳細
◯特別賞:白鵬、黒田博樹
◯話題賞:May J.、新垣隆、江角マキコ&長嶋一茂
◯日本芸能大賞:博多華丸・大吉
◯日本芸能賞:テンダラー、どぶろっく、日本エレキテル連合
◯0.5発屋賞:スギちゃん
◯特別芸能賞:ナポレオンズ、三増紋之助、立川談春