お笑いタレント・劇団ひとり（38）が22日、都内ホテルで行われた『第24回東京スポーツ映画大賞』授賞式に自身が監督を務めた映画『青天の霹靂』で新人賞を受賞し出席。司会はガダルカナル・タカ（58）と江口ともみ（47）が務めた。
タレント・ビートたけし（68）がひとりを表彰し、「最初の作品としてはまあまあできている。これからどうやって才能がつながっていくか気になる」と、エールを送りつつも、映画界で新人監督がなかなか出てこないということに、「独特の古い体質もあるし…」とチクリと話すと、ひとりはその流れに乗らず「ここで悪口は言えないです。すみません！」と、謝りだし、たけしは「あげなきゃよかった（笑）」と、返して沸かせた。
壇上でスピーチを求められたひとりは、「子供の頃から憧れていた、たけしさんに賞を頂き嬉しいです」と、感激した…かのように見えたが、「賞をもらえると聞いた時に、コンビニに駆け込んで、東スポを買いました。そこのたけしさんお言葉で、『（作品の）後半の意味が分からない』『辻褄が合ってない』『演芸場の描き方がなってない』と書いてあったんです。全部悪口でした。こんな屈辱的な賞はありません！」と、授賞式の舞台に立ちながらも度胸ある発言で場内を爆笑の渦に巻き込み、「次は褒められるようなそんな作品を作りたいと思いました！！」と、宣言していた。
■「第24回東京スポーツ映画大賞」詳細
◯作品賞：該当なし
◯監督賞：呉美保『そこのみにて光輝く』
◯主演男優賞：上島竜兵『上島ジェーン』『上島ジェーン ビヨンド』
◯主演女優賞：宮沢りえ『紙の月』
◯助演男優賞：寺島進『イン・ザ・ヒーロー』
◯助演女優賞：大島優子『紙の月』
◯新人賞：劇団ひとり『青天の霹靂』
◯技術スタッフ賞：江川悦子（特殊メイク）
◯外国作品賞：『ジャージー・ボーイズ』（クリント・イーストウッド監督作品）
■「第15回ビートたけしのエンターテインメント賞」詳細
◯特別賞：白鵬、黒田博樹
◯話題賞：May J.、新垣隆、江角マキコ＆長嶋一茂
◯日本芸能大賞：博多華丸・大吉
◯日本芸能賞：テンダラー、どぶろっく、日本エレキテル連合
◯0.5発屋賞：スギちゃん
◯特別芸能賞：ナポレオンズ、三増紋之助、立川談春
