人気若手俳優集団『D―BOYS』の柳下大(26)、荒木宏文(31)、山田裕貴(24)、荒井敦史(21)、三津谷亮(27)、橋本汰斗(23)、高橋龍輝(21)、大久保祥太郎(19)、前山剛久(24)と元メンバーの加治将樹(27)、女優・マルシア(46)が19日、東京・表参道GROUNDでDステ16th×TSミュージカルファンデーション舞台『GARANTIDO(ガランチード)』記者発表会見を演出・振付・作詞を担当する謝珠栄氏、ワタナベエンターテインメントの渡辺ミキ社長(54)同席のもと開いた。
ブラジルに行きた日系人たちの苦難を描いた物語『GARANTIDO』をある劇団が前主宰者の追悼公演に向けて準備するという作品。その舞台に客演という形で招かれた紀元(柳下)だったが、劇団員たちは空中分解寸前。そんななか紀元を奮い立たせたのは彼らが演じようとしていた『GARANTIDO』の物語だった…。日ブラジル外交関係樹立120周年事業としても意義深い作品となっており、ポルトガル語で『GARANTIDO』とは信頼を意味する言葉となっている。
柳下は、「『D―BOYS』でミュージカルは2作品目になるんですけど、『D―BOYS』では演劇というかお芝居を中心に作ってきたので、僕達なりのミュージカルを提示できれば。劇団員の話ですし、それが『D―BOYS』とリンクして生っぽい感じとか、現在の『D―BOYS』の形を見せていけたら」と、舞台にかける意気込みを。
山田も「(演出の謝珠栄氏は)“鬼の謝”先生といわれておりますが、そのもとで厳しくご指導して頂いて、葛藤、苦悩、情熱だったりをお芝居を通して表現していきたい」と、気合を入れた。
マルシアは「祖父母が1920年代にブラジルに移民しており、私は日系3世ですので人ごとではありません。私はこの舞台を歴史に残したい。いろんな思いを複雑に巻き込んでいますので、本気に行きたいと思います」と、秘めたる思いを口にしつつ、事務所の後輩たちとの共演に、「後輩・先輩関係なく一緒の板の上でガランチードをやらせていただきたいと思います。遠慮なく言ってください。こちらも言います(笑)」と、呼びかける。
すると山田は、「舞台として2度目なので分からないことが多い。いっぱいマルシアさんに叱られて…(苦笑)、愛をもらって表現者としてダンスも芝居も全力で臨みたい」と、さっそくマルシアに切り込む。続く、大久保は9歳のときに共演した舞台以来マルシアと10年ぶりに同じ舞台に立つことを明かし、「10年前の印象で止まっているので綺麗なお姉さんという印象です」と、うまくヨイショし、これにはマルシアも「私、褒められるのダメなのよ~」と、メロメロでほおを赤らめていた。
また、この日、『D―BOYS』メンバーたちはこの日限定の謝氏が特別振付した楽曲『ジャポネス・ガランチード』をラテンの切なさ漂う音楽に合わせ歌い踊う姿を披露していた。
ミュージカル『GARANTIDO』は5月21~26日まで東京芸術劇場 プレイハウスで、同30~31日まで兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演!