NO IMAGE

岡本健一&南沢奈央らブロードウェイでも上演の人気作を熱演!生きている不確かさを表現

岡本健一&南沢奈央らブロードウェイでも上演の人気作を熱演!生きている不確かさを表現
南沢奈央らが熱演!

 俳優・岡本健一(45)、女優・南沢奈央(24)、鬼頭典子(43)、森尾舞(36)らが19日、東京・池袋の東京芸術劇場 シアターイーストで日本の演劇人を育てるプロジェクト 在外研修の成果公演『The River』(演出:青木豪)公開ゲネプロを開いた。

 英劇作家ジェズ・バターワースの作品で2012年に初演され人気を博すと、2014年10月~15年1月までヒュー・ジャックマン主演でブロードウェイでも上演された作品が日本に初上陸する。“男”の古びた別荘が舞台。そこに恋人と思われる“女”を招き、川での鱒釣り(フライフィッシング)に夢中になっている。“女”は月の見えない、真っ暗闇の川で姿を消す。そして突然男の前に大きな鱒を持って現れるのだがそれは“別の女”。さらに鱒をさばく男の元に再び現れるのは…。

 リアルな男女の会話で進行するとともに詩的なセリフが交じり、目の前のことは現実なのか幻想なのか境界がつかなくなっていく。そこに存在する真実と結末は観るものに委ねられており、想像力をかき立てられる。

岡本健一&南沢奈央らブロードウェイでも上演の人気作を熱演!生きている不確かさを表現
 

 濃密な演劇表現が可能な舞台ということで、会場は客席と舞台の距離は非常に近く息遣いをしっかりと感じられる。その“2人きり”が分かる空間で、キャストたちはときに睦言を交わし、ときに怒り、ときに真実を語るなど、どのセリフにも演者の気持ちと演技が乗っているのが伝わってくるような仕上がりとなっている。

 演出を担当している青木氏は、「芝居が進むにつれ、人のつながりだとか、愛だとか、生きていることだとかが、どんどん不確かに感じられていくという不思議な芝居で、そこに『泣けた』とか『笑えた』とかいう一時的な感情は入り込む隙はなく、ただ観終えて幾晩も、この芝居は確実に僕の心の中にいつづけた。とてもリアリスティックだったロンドンの演出とは趣を変えて、いま日本で生きていることの不確かさを、みなさんにお届けしたいと思う」と、メッセージを寄せている。

 舞台『The River』は19~26日まで東京芸術劇場 シアターイーストにて上演!

岡本健一&南沢奈央らブロードウェイでも上演の人気作を熱演!生きている不確かさを表現

岡本健一&南沢奈央らブロードウェイでも上演の人気作を熱演!生きている不確かさを表現

岡本健一&南沢奈央らブロードウェイでも上演の人気作を熱演!生きている不確かさを表現
 
広告