フリーアナウンサー・滝川クリステル（37）が6日、都内で行われた山陽新幹線全線開業40周年を記念した「関西ブランディングプロモーション」イベントに登場した。
同イベントは、西日本旅客鉄道株式会社が、山陽新幹線での九州・中国地区からの関西への旅客促進を行うプロモーション。これからの時代の旅の楽しみ方として提唱するのが「あしたセレンディピティ」というちょっと聞き慣れない言葉。
「セレンディピティ＝serendipity」とは、「思わぬものを偶然に発見する才能や能力。偶察力」のこと。旅の中で素敵な偶然に出会ったり予想外の発見をし、それが思い出になることを「あしたセレンディピティ」と表現している。
白いワンピースで登場した滝川は、「正直、この言葉は知らなかったんですけど、きれいな言葉だなぁと。自分の感性で物事を見だすと、こういうことを思ってくる。大事な言葉だなぁと思います」と、気に入った様子。
旅行でも取材でも、「私、セレンディピティだらけで、本当に……毎回毎回多くて。偶然に起きる奇跡だったり、これから（それをセレンディピティと）言ってもいいのかなぁというぐらい」と、笑う滝川は、ドキュメンタリー番組の取材でのエピソードを2つ紹介した。
アメリカ・カリフォルニア州にある高さ80ｍを超える「ジャイアント・セコイア」（100メートルぐらいの木）に登ったとき、「木の頂上に登ったらそこに新しい木が芽吹いていたんです。そこに登らないとわからないこと。ミラクルだと思う」と振り返った。
また、昨年、小笠原諸島に行ったときには、「会う予定のなかった生き物が全て出てきてくれたんです。偶然、イルカの群れに出会えたんですけれども、『普段は人間が入ると逃げてしまうから、一緒に泳げないよ』と、言われたんですが、潜ってみたら、なんと一緒に泳いでくれたんですね」と、笑顔で語った。
滝川は、「前もって旅の内容を企画するのはもちろん大事だけど、初めての場所でもふと小路に入ってみたり、思い付いたことをちょっと行動に移すことで予期せぬ出会いがあると思う。だから旅って楽しい」と、語った。
さらに、滝川は、街歩いていてセレンディピティに出会うヒントとして、「写真を撮る」ことが重要だという。「写真撮っている人は常に気を付けている。ワンショットをつかみとるような歩き方で、小さいことをマメに見ている。そういうことに気付きたいから写真を始めた人もいると思う。写真を通して日々の見れないものを見る」と、好奇心と周囲を見る目が大事だという。
そして、滝川が出演するテレビCMでは、倉木麻衣（32）がCMソングを歌っているが、「倉木麻衣さんが“セレンディピティ”と繰り返し歌ってますし、私も（セレンディピティと）言っているので、“セレンディピティ度”が高いなという印象がありますね。頭にインプットされるでしょうね。回数が多ければ多いほど」と、「セレンディピティ」という言葉が定着してブームとなるのか。
滝川は、子供のころ10年ほど神戸に住んでおり、祖母が大阪に住んでいるそうで、「大阪に行った際にはたこやきは食べたい」と思ってしまうと、エピソードを話した。
また、俳優・小澤征悦（40）との交際が報じられている滝川は、終了間際報道陣から「旅行に行くなら誰と行きたいですか？」と、質問を投げかけられて、苦笑いを浮かべたが、何も答えずステージを後にした。
