『第91回東京箱根間往復大学駅伝競走』が2日開催され、青山学院大学が5時間23分58秒のタイムで初の往路優勝を飾った。
午前8時に東京・大手町を21チームがスタートを切り、往路となる2日は5区間で神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場までの107.5キロをたすきでつなぐ。
1区と2区では強豪の駒澤大学と昨年の覇者・東洋大学が1位争いでデッドヒート。駒澤大学が1区をトップ通過すれば、昨年の東洋大学が意地を見せ2区で抜き返す。
3、4区では駒澤大学が再び1位となりそのまま逃げ切るかのように思われたが、ドラマは山登り区間と言われる5区に待っていた。
9キロを過ぎた当たりから4区で2位スタートした青山学院大学の神野大地選手(3年)が快走を見せ10.5キロ付近で馬場翔大選手(3年)を捕らえてトップに立つしばらく並走したあと、神野選手が抜き去りリードを広げることに。
その神野選手の足はとどまるところを知らず、過去、東洋大学在籍中の2012年に同区間賞を獲り“山の神”とまで言われた柏原竜二選手(25)の記録である1時間16分39秒を超える1時間16分15秒でゴール!新たな“山の神”となった神野選手が青山学院大学を往路優勝に導くという快挙を成し遂げた。