今月18日に最終回の放送を迎えるアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス 2』(フジテレビ系、木曜・深夜0時50分~)へ向け、主人公の常守朱役・花澤香菜がアフレコを終えての感想や朱というキャラクターについてなどさまざまな思いを語った。
2期全11話のアフレコを終え、「ホッとしました(笑)。『2』では1期に比べて朱ちゃんが背負うものがすごく大きくなって、私自身が朱ちゃんについて考えることも多くなって、収録している期間はずっと気持ちが張りつめていたというか。なので、収録が終わって、まずホッとしました」と、胸をなでおろしているようだが、「でも終わってしまってやっぱりさびしいですね」と、思いもチラリ。
そんな花澤は2期の収録に臨むに当たり、「2期では狡噛(慎也)さんがいなくて、朱ちゃんがみんなを引っ張っていかなきゃいけない立場になって。1期で狡噛役の関(智一)さんが本当に素晴らしいお芝居をされていて、その背中を追ってやっていたというか。ああいう風に現場でできていたら一番いいんだろうな、と思っていました」と先輩の背中に学んでいたそうだが、「下ネタを言うとかではなくて(笑)」と、今年7月のイベントの際も話していた関の“下ネタ”エピソードを再び持ち出すことも(参照記事:関智一 花澤香菜の前では“キャラ崩壊”!アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」新編集版と第1期シリーズの違いとは?)。
2期へは、「次から次へと事件が起こっていったので、それにどう正面から向き合っていくかを考えながら演じていましたね」という花澤だが、とくに重かったのは、「やっぱりお婆ちゃんがああいうことになってしまったのがすごく重かったです。1期の時から、朱ちゃんがお婆ちゃん子だっていう設定はありました。いつか家族が登場するかも、ということを塩谷監督が匂わせていたんです。やっと心が休まる、素の朱ちゃんでいられる人が出てきた!と思ったら…」と、声を落とす。
さらに、「朱のPSYCHO-PASSを濁らせるために……。そうですね。それと、4話で(監視官の)青柳(璃彩)さんが死んでしまった時の事件も…。朱も『なにをやっている!』って叫びました。1話で、爆弾犯をなんとか殺さないで逮捕しようとしていた朱の想い、それを踏みつけられたような気がして。あの時は苦しかったですね」と、心情も明かしていた。
最終回へは、「これまで十分に重いものを背負ってきた朱ちゃんですが、最終回ではまたドーンとでっかいものを背負うことになるので、ぜひ最後まで、『2』の決着を見届けてもらいたいと思います」と、メッセージを寄せる花澤。
2015年1月9日より公開の『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』へは、「『2』の最終回を観た後にじっくり考えていただいて、そこから劇場版を観るとより楽しめると思います。それと、私は劇場版のシナリオを読んだときに『これが見たかったんだよ!』って思ったので、ぜひ観てください」と、期待を持たせるコメントで締めくくっていた。
なお、イベントチケット優先販売申込み券ほか、豪華特典を収録したBlu-ray&DVD VOL.1が17日より発売されている。