NO IMAGE

「集団的自衛権」30年前から収録!故・飯島愛さんの「ワタシ的には~」引き合いに“的”説明【流行語解説】

「集団的自衛権」30年前から収録!故・飯島愛さんの「ワタシ的には~」引き合いに“的”説明【流行語解説】
「集団的自衛権」が解説

 『「現代用語の基礎知識」選 2014ユーキャン新語・流行語大賞』表彰式が1日、東京・有楽町の東京會舘で開かれトップテンにノミネートされた『集団的自衛権』について、解説がなされた。

 なお、表彰式には受賞者は辞退し登壇していない。

 ■以下『「現代用語の基礎知識」選 2014ユーキャン新語・流行語大賞』内での解説

 この言葉は「しっかりと、丁寧に説明」という表現とセットになって使われた。しかしいくら丁寧に説明されても、もう1つはっきりせず、見方はそれぞれにという状況が続いている。

 集団的自衛権という言葉だけは30年前の『現代用語の基礎知識』から既に収録されており、それが2014年、安倍政権の下でいきなり限定容認という形で行使することが可能となったのである。

 「集団」も「自衛権」も理解しやすいが、この2語をつなぐ「的」がなにか煙にまくような機能を果たしているのではないか。「ワタシ的には~」で今は亡き飯島愛さんが流行語大賞トップテンを受賞されたのが2000年。この時、文化庁の「国語に関する世論調査」では「的には」は“ぼかし言葉として若者層に広がっている”とある。

 2015年はさらに「限定」と「容認」という厳密に制限するのか、なんとなく許すのか、あいまいな四文字熟語が多く使われることになるのかと思っていたら、閣議決定した政権は解散してしまった。

広告