『「現代用語の基礎知識」選 2014ユーキャン新語・流行語大賞』表彰式が1日、東京・有楽町の東京會舘で開かれトップテンにノミネートされた『ごきげんよう』について、解説がなされた。
歌手で俳優・美輪明宏(79)が、朝の連続テレビ小説『花子とアン』の毎回の終わりにナレーションしていたもので、感情豊かな語り口で視聴者の心に印象づけ、あすへの活力をもたらしたことから、トップテンへのランクインとなった。
■以下『「現代用語の基礎知識」選 2014ユーキャン新語・流行語大賞』内での解説
NHK朝の連続テレビ小説『花子とアン』でナレーションの美輪明宏さんが毎回終わりに言う言葉。『梅ちゃん先生』で好視聴率を記録してからNHK朝ドラ人気は続き、『ごちそうさん』の後の『花子とアン』も平均視聴率22.6%と『あまちゃん』の20.6%を超えた。
お嬢様学校の伝統的なご挨拶としか認識されていなかった「ごきげんよう」だが、安藤はなのモデル・村岡花子が東洋英和女学院で学び、あふれるバイタリティーでまっすぐに生きる姿を描いたこのドラマを見た後では
、時代を切り開く明治女性の情熱的な言葉に聞こえてくる。
花子がNHKの前身の東京放送で「ラジオのおばさん」と親しまれ、子ども向けニュースを読んでいた際、おきまりのフレーズとして用いられていた挨拶が「ごきげんよう」。当時そのものまねが全国で大流行したという。昭和ひとけたの時代から80年の時を超えて平成の流行語にもなった。