女優の有村架純（21）が10月6日、東京・赤坂ACTシアターで主演舞台『ジャンヌ・ダルク』プレスコールを行った。
初舞台にして初主演を務める有村が挑むのは、フランスの救国の英雄ジャンヌ・ダルク。報道陣に公開されたプレスコールでは甲冑姿の100人以上のキャストによる大迫力の合戦シーンが演じられ、戦場の怒号が空気を震わせる中、旗を振りかざすジャンヌの雄姿を披露した。
囲み会見にフランス国王を演じる俳優の東山紀之（48）と登場した有村。途中、旗が先端から外れるというハプニングもあったが、鎧姿で「すごく楽しかったです」とはつらつと話した。
初めての舞台に「ドラマや映画と違って、立ち方や声全部違う。こうやって立つんだ、と基礎から稽古しました」と有村。ジャンヌを支えるシャルル7世役の東山は「怖いおじさんからガードする役」とほがらかに笑いながら「彼女もジャンヌと同じように選ばれた人。彼女の初舞台に一緒に立てて光栄。覚悟が決まっていて、初舞台という感じではない」と讃えた。
お互いの印象を聞かれると、東山は「女神のように周りのおじさんたちのハートをキュンキュンさせている。もちろん、僕も先頭に立ってキュンキュンしてます」と報告。有村は「（東山は）ありとあらゆる知識がどんどん出てきて引っ張ってくれる。イメージどおりに親切でストイックだけど、面白いことをサラっと言って場を和ませてくれる」と話した。
肉体的にもハードな舞台に奮闘する有村だが「甲冑は軽くはなっているんですけど、鎖もあり重い。相当体力がいりました。地道にトレーニングを積んでいたんですけど、最初は家に帰ったら即、寝ちゃいました」と振り返り、「すごいエネルギーを消費している。食べても食べてもお腹が空きます」と明るく語った。
