俳優・武田鉄矢（65）がプロデュースするアイドルグループ・赤マルダッシュ☆（北澤鞠佳・18、玉城茉里・20、川村彩花・16、大西菜友・15）が13日、都内で「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」新CM発表会に出席した。
プロデューサーの武田から、新CMソング「食べて、笑って、生きていく」で10月22日に日本コロムビアからメジャーデビューが決まったこと告げられ、事前にスタッフから配信限定と言われていたメンバーは思わず、顔を手で覆い、目に涙を浮かべて大感激。「最初の配信のみで、その後デビューはないのかな…と思っていたので、夢のよう」（川村）、「1年間1曲でがんばってきた。正式にCDデビューと聞いて、言葉にならないくらいうれしい」（北澤）、「1年間4人で夢見てきたCDデビューがやっとできる！これからがんばっていきたい！」（玉城）、「本当に信じられない。1年間がんばってきてよかった」（大西）と喜びを分かち合った。
歓喜のメンバーに武田は”歌”の文字を贈り、「（赤マルダッシュ☆は）さしたる力は持っておりませんし、勉強することもいっぱいありますが、よちよちながらも一歩あゆみはじめたということで、よろしくお願いします！」と場内のファンと報道陣に懇願した。
赤マルダッシュ☆は「歌って、踊って、食べるアイドル」をコンセプトに昨年9月から活動を開始。武田は「芸能は切ない商売。配信だけで終わるか、デビューできるかは彼女たちにとって大きな違い。この世界に入ったからには、できるだけ高く遠い先を見ていないと歩いて行けない。芸能の定番の高いところという意味で、”紅白”を目指してがんばってほしいなと思う」とエールを贈った。
新曲がイメージソングに起用される新CMは野球部の部室で高校最後の夏を迎えた部員たちが「赤いきつね」を食べる様子を武田と赤マルダッシュ☆がコーラスで優しく見守るというもの。この日は、武田が「“何丁目かの夕日を思わせるような昭和の味付け。とても情緒的」と紹介した新曲をメンバーがステージ上でキレのいいダンスを交えて熱唱。「いいじゃん、メロディーはおじさんもついていける。踊りもおもしろいな」と武田プロデューサーのお墨付きをもらい、リーダーの北澤は「私たちもまだまだ成長途中ですが、これからも武田プロデューサーについていって、がんばりたい」と決意を新たにしていた。
また、11日に亡くなった米俳優ロビン・ウィリアムスさん（享年63）と同世代の武田は「詳しくは知りませんが、鬱と聞いています。やっぱり、鬱って来ますよ。自分もなるとは思わなかった。これまで個性で生きてきた人間も、年をとると個性がもろくなるんです。自分が完成したと思わないで、自分を叱咤激励しないとダメ。未完の人たちと付き合うと学ぶことがたくさんある。年とったら若い人を育てないとダメ。人を育てて自分が育てられる」と持論を展開していた。新CMは18日放送開始。
