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「残響のテロル」キャスト4人に直撃!自身とキャラクターとの共通部分とは?【2/4】

「残響のテロル」キャスト4人に直撃!自身とキャラクターとの共通部分とは?【2/4】
自分とキャラクターの共通点とは?

 アニメ『残響のテロル』(監督:渡辺信一郎)囲み会見が6月、都内で行われオーディション時の話に引き続きナイン役・石川界人、ツエルブ役・斉藤壮馬、三島リサ役・種﨑敦美、柴崎役・咲野俊介へ自身のキャラクターのそれぞれの印象を語ってもらった。

※                  ※                   ※
 石川:ナインという役は、自らが立てた計画を忠実にこなそうとする人間でして、一見冷たい印象を受けるんですよ。ツエルブと一緒にいるときに、リサとファーストコンタクトを取って、そのときにリサに抱かれた印象というのが氷のような冷たい瞳だったんです。僕が個人的に抱いている印象は、表よりも中身。根底は人間味のある人じゃないかなと思っていて、今後の物語でどうなっていくのか、出てくるのかというのも気になりますし、出てきた時も、どう出すのか気になっています。むっちゃ頭いいなと思っていて、自分とはかけはなれているなと思うんですが、そのかけはなれている感がいいのかなって思っています。

 斉藤:オーディションのときから言われていたのは、「赤ん坊がそのまま成長した感じで」と言われていて、無垢さゆえの残酷さがあるキャラクターです。そういう部分は1話、2話の言動に出てきているかなと思うんですが、ツエルブにとって、信頼できるのはナインしかいない。それがバックボーンになっていて、てらいのない冷たさだったり、ナインへの信頼を持っている人なんだなと。その中で、人との距離をうまく測れない、突如として現れたリサという女の子とかかわっていくなかで、どう成長していくのかなというのを見ていたいキャラクターです。

 種﨑:リサは学校に行けばいじめられており、家に帰れば母親からの過干渉を受けてどこにも居場所がない。オーディションの原稿を読んだ時から、心の拠りどころがどこにもない子だなと思いました。居場所もないですが、明確な意志というよりは、本能で動ける力を持っている子だと思いますので、ナインとツエルブの2人に出会ってどう変わっていくか楽しみです。

 咲野:柴崎は刑事ですけど、元々はいろいろなことがあって、人生に疲れ果てて何もやる気がない。50歳を過ぎていて、窓際族の刑事ですが、今回の事件によって前線に復帰する。何が彼をそうさせるのかというところに、僕は興味があって、自分の幼少期のこととか、出身地のこととか、1つ1つ解かれていくというのが楽しみなキャラクターですね。

 ――自身が演じるキャラクターと、自分との共通点とは?

 石川:今はメガネかなぁ(笑)。ナインとツエルブでスピンクスを名乗って犯行予告をするというシーンがあるんですけど、そのときは、僕が見えるようにしています。それはナインからかけ離れるように。僕は役を演じるときに、石川界人という人間が見えないようにしたいと思っているんです。でも、役とかけ離れてほしいというシーンがあって、そこは僕でやってもいいのかなと思うので、そこは近いのかなと思うのですが、それ以外はまったく違う人です。

 斉藤:ツエルブは変な人のように見えるんですよね。彼は彼の心に正直に行動しているんですけど、僕はできるだけ変に見られないように…。
 咲野:本当?
 石川:そこ見せて行こうよ(笑)。
 斉藤:そうなんですけど…(苦笑)。だからツエルブくんみたいに行動できるというのは僕のあこがれです。似ているわけではないですけど、魅力的だなと思っています。あとは、人との距離感を測るのが苦手だと思いますね。

 種﨑:私はリサと70%くらい一緒かなと思いますね。いや、80%かな?同じ日常の中でなにか新しいことが始まると、それに期待してしまう、変わるんじゃないかというのは思ったことありますし、リサが考えていることとかも、どうしよう全部分かるなぁというくらいです。イジメられたことも、トイレでご飯を食べたこともないですし、お母さんも普通の人ですけど、全部分かるのでどうしよう、似ている…80%くらい似ています。

 咲野:私は刑事じゃないので似ようがないんですけど、性格は似ているのかもしれないと思いますね。素直じゃなくて、だけど目的があれば、とりあえず後先考えないという部分が。年齢的に無理なくやらせて頂いているので、82%くらいは似ています(笑)。

 ※3(種﨑敦美「残響のテロル」アフレコ現場はキャラ位置そのままと告白!【3/4】)へ続く

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 ■キャスト・スタッフ
 原案・監督:渡辺信一郎
 助監督:立川譲
 キャラクターデザイン:中澤一登
 色彩設計:辻田郁夫
 美術監督:金子英俊
 CG監督:越田祐史
 撮影監督:田村仁
 編集:廣瀬清志
 音楽:菅野よう子
 アニメーション制作:MAPPA
 制作:残響のテロル製作委員会

 ■STORY
 ある夏の日――
 突然、東京を襲った大規模な爆弾テロ。
 平穏なこの国を眠りから覚ました事件の犯人は、たったふたりの少年だった――。
 “スピンクス”と名乗る犯人たちの、日本中を巻き込んだ壮大なゲームがいま、始まる。

 ■主題歌
 ○オープニングテーマ
 アーティスト:Yuuki Ozaki(from Galileo Galilei)
 タイトル:Trigger
 作詞:尾崎雄貴
 作曲:菅野よう子
 編曲:菅野よう子

 ○エンディングテーマ
 アーティスト:Aimer
 タイトル:誰か、海を。
 作詞:青葉市子
 作曲:菅野よう子
 編曲:菅野よう子

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