7月10日よりフジテレビのノイタミナ枠で放送がスタートとなったアニメ『残響のテロル』(監督:渡辺信一郎)囲み会見が6月、都内で開かれナイン役・石川界人、ツエルブ役・斉藤壮馬、三島リサ役・種﨑敦美、柴崎役・咲野俊介が心境や、作品へ込める意気込みなどを語った。
『カウボーイビバップ』、『坂道のアポロン』などの作品で知られる渡辺監督最新作。たった2人の少年が“スピンクス”を名乗り大規模テロを起こしたことで、現代日本の社会のシステムすら巻き込んだ騒動へと発展していく。
この日までに全11話中、3話までのアフレコが終了しているなかでのものとなった。
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石川と斉藤は“スピンクス”の2人の少年、種﨑は不幸な境遇ながら2人と出会うことで思わぬ運命が開けるリサ、咲野は事件を追いかける刑事・柴崎に声を吹き込む。まずはオーディション時のことを語ってもらった。
石川:オーディションを受けた時点で、ナチュラルにやってくれ、演技をしないでくれと言われまして、なるべく、僕が感じたそのままの言葉を出そうと思ってそのままやりました。それが、こんな形でかかわらせて頂けることになって、変に作りこまなかったぶん、その喜びが僕は心に来たなと思っています。
斉藤:アニメが好きなんですけど、渡辺監督と菅野よう子さんといえば、カウボーイビバップとかを観て育ってきたんです。まさか、そのお2人とご一緒できるなんてというのが一番最初の感想です。あとは、オーディションのときに石川くんと同じことを言われたなと思いだしました。ツエルブくんの場合は、ナチュラルな中にもどこか1つ異質な感じを表現してくれと言われたんです。そのオーディションの日はすごく暑くて、しかもものすごく走って、オーディション会場についたんです。ついてすぐに、台本を読んでくれと言われて、一言目のセリフが「あちーな、しかし」っていうセリフだったので素直に演じることができました。
種﨑:初回のアフレコのときにノイタミナの今年のオリジナル新作と言われて、オリジナルというだけでとっても未知な作品で、それにかかわることができて死ぬほど嬉しいというのと同時に、いい意味で責任感をずしっと感じています。原稿を頂いた時に私も思ったのですが、実際にオーディションでもナチュラルな感じでというお言葉を頂けたので、自然にナチュラルにというので選んで頂けて嬉しいです。
咲野:アニメーションの経験はひょっとしたらこの3人より少ないのではないかと思います。僕はテープオーディションで、原稿が6、7枚あって、字が小さくて、小難しいことが書いてあった(苦笑)。マネージャーが極秘で仕入れてきた情報で、ナチュラルにというのでそのまんまというのでやったら、やらせて頂けた。何を驚いたというと、1話目に100%の絵が入っていたこと。リハDVDが渡されたて逆に声入れていいのとプレッシャーになりました。とにかくおもしろい作品です。心地よくやらせて頂ければ。
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■キャスト・スタッフ
原案・監督:渡辺信一郎
助監督:立川譲
キャラクターデザイン:中澤一登
色彩設計:辻田郁夫
美術監督:金子英俊
CG監督:越田祐史
撮影監督:田村仁
編集:廣瀬清志
音楽:菅野よう子
アニメーション制作:MAPPA
制作:残響のテロル製作委員会
■STORY
ある夏の日――
突然、東京を襲った大規模な爆弾テロ。
平穏なこの国を眠りから覚ました事件の犯人は、たったふたりの少年だった――。
“スピンクス”と名乗る犯人たちの、日本中を巻き込んだ壮大なゲームがいま、始まる。
■主題歌
○オープニングテーマ
アーティスト:Yuuki Ozaki(from Galileo Galilei)
タイトル:Trigger
作詞:尾崎雄貴
作曲:菅野よう子
編曲:菅野よう子
○エンディングテーマ
アーティスト:Aimer
タイトル:誰か、海を。
作詞:青葉市子
作曲:菅野よう子
編曲:菅野よう子