俳優・佐藤健(25)と女優・武井咲(20)が10日、東京・新宿ピカデリーで映画『るろうに剣心』(監督:大友啓史/配給:ワーナー・ブラザース映画)の今夏連続公開となる『京都大火編』、『伝説の最期編』の納涼イベントを開いた。
ついに『京都大火編』の公開が来月に迫った映画『るろうに剣心』。佐藤演じる緋村剣心と宿敵・志々雄真(藤原竜也)が日本の存亡をかけ火花を散らす熱い展開…となる前に、まずは志々雄の炎も吹き飛ばす納涼ということで、浴衣姿の2人がイベントに登場することとなった。
龍が入った茶色目の浴衣姿の佐藤と、パステルカラーの浴衣姿の武井。冒頭から「浴衣好きとしては嬉しいです」と、ほほ笑む佐藤だったが、「最近は毎日浴衣ですから」と調子よく話すと、武井から「嘘つけ!」とのツッコミが飛び、佐藤は「はい、すいません…」と、苦笑いの小芝居で仲の良さを見せることに。
それでも、佐藤は、浴衣で行こうというのはあながち嘘でもないそうで、「この夏は浴衣で行こうと思っています。家とかでは和を重んじようと思っていますよ。街に出たりしたいと思っていますよ。浮くことだけは嫌ですけど」と、考えをチラリ。続けて、武井へ向かって、佐藤は「キャベツの浴衣で、斬新で、ハイセンスです」と、“逆襲”のようなコメントをしだし武井は、「ひどいと思うんですよね!そんなの全然嬉しくない!」と、ほおを膨らませて憤慨し、佐藤は「いや、カワイイよ」と、なだめようとする一幕もあった。
本作のロケのために、全国30ヶ所を回ったそうだが、その中でとくに覚えている場所を問われると、佐藤は、「熊本で、楽しく歌舞伎を観ているシーンとかですね」というと、偶然にも武井も熊本県だったそうで、「歌舞伎面白かったし、くまモンがほっぺに十字傷つけて来てくれたんです。くまモンをみんなで写メ撮って楽しんでました」と、陣中見舞いに訪れたくまモンが良かったと挙げることとなった。
続いて、見どころをネタバレなしでとMCから問われ、武井は、「剣心の着物の色で気持ちが現れているらしいので、そこに注目して頂けたら」と、アピールすると、佐藤は「これが本当か嘘かは確かめてほしいです」と、茶々を入れ、場内は爆笑。一方の佐藤は、「冒頭の抜刀斎の歌舞伎のパロディをやっているシーンは映画のパート1を観て作ってくれているらしいです」と、裏話を明かしていた。
ほかにも、佐藤は「志々雄真という最強の敵が出てくるんですけど、演じている藤原さんは、包帯巻いて包帯を取ると、パンダみたいになる。それは割とチャーミングなんですよね。志々雄のやつを着ると大変なんで、リハはパンダ状態でした」と、エピソードを。
また、この日浴衣で来場した観客2人にアサガオをプレゼントするということなり、たまたま当たった女性が金魚柄の浴衣で、佐藤が夏に金魚すくいをしたいと言っていたことから、「すくっちゃうよ」との発言が飛び出し、場内は黄色い歓声にあふれることとなった。
最後に佐藤から「思い入れが、僕もスタッフもほかの作品に比べて強いんです。たくさんの方に観て頂きたいという気持ちです」と、アピールすると、武井は、「映画を観ていただくことが全てだと思います」と強い気持ちを明かしていた。
『京都大火編』は8月1日、『伝説の最期編』は9月13日より2部作連続ロードショー!