俳優・松田龍平(30)が3月7日、東京・グランドプリンスホテル新高輪内で『第37回 日本アカデミー賞』授賞式に出演作の『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』(監督:橋本一/配給:東映)で助演男優賞にノミネートされて登壇した。
続編である本作で、再び大泉洋演じる主人公の“探偵”の相棒兼運転手・高田役を演じ、2度目の助演男優賞を受賞。いつも寝てばかりでマイペースだが、ケンカになるとめっぽう強い個性的なキャラクターを演じている。大泉とのコンビぶりにも磨きがかかり、観客を楽しませた。今回は『舟を編む』の主演男優賞とのダブル受賞。
作家・東直己の『ススキノ探偵シリーズ』の第5作『探偵はひとりぼっち』の映画化。探偵の友人が殺される事件が発生。探偵は生前に友人と交流があったという美人ヴァイオリニストの依頼を受け、事件の調査を開始する。やがて、事件には大物政治家が関係しているという噂が・・・。
西田「『探偵はBARにいる』2作目でしたし、気持ちの上では楽しかったんじゃないですか」
松田「楽しかったです。1作目をどう超えるというか。1作やっている意味を感じながら」
樹木「危険なシーンが満載だったと」
西田「カーアクションものすごかったですもんね。あれは自分で運転されていたんですか?」
松田「けっこうやりましたね」
西田「話し方は役の上ではモッソリモッソリ話していたんですけど、アクションになるとキレがよくて。そのギャップがみんな痛快な気持ちになれるというか、スカッとするという思いでした。やってるご本人もアクション楽しかったんじゃないですか」
松田「本当に余裕がなくて、もう少し練習の時間があったらなぁと。もし次があったら、そこお願いしたいなぁと」
尾野真千子「(同乗していて)怖かったです。運転が上手か下手なのかわからない境目のところで運転してくれてました」
西田「でも、尾野さんもあまり怖がりじゃないでしょ。気が強いとこあるから。男っぽいですもんねぇ」
尾野「楽しみました」
西田「空手の師範代ということでしたけど、アクションシーンも自分でいろいろ研究されたんでしょうか。アクション監督とは呼ばないまでも」
樹木「お父さんの(松田)優作さんが空手やってらっしゃいましたよね」
松田「すごく体が硬くて、全然苦手なんですけど」
樹木「映画っていうのは素晴らしいですね。全然、そうは見えませんでしたから」
西田「ざっくり台本とか拝見すると、細かい動きとか指定はなくて」
松田「撮影では、大泉(洋)さん。今日はいないですけど、大泉さんについて回る役なので、大泉さんしか見ていない。だから、あんまり会話とかなかったんじゃないですか」
西田「僕も第1作目出れて幸せでした」