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織田裕二「半沢」池井戸潤さん原作ドラマ主演!信念持った孤高のバンカーに

織田裕二「半沢」池井戸潤さん原作ドラマ主演!信念持った孤高のバンカーに
織田裕二が池井戸潤さん原作のドラマに主演する

 俳優・織田裕二(46)が今秋放送予定のWOWOW連続ドラマW『株価暴落』を主演することが23日、発表された。

 『半沢直樹』シリーズなどで知られる作家・池井戸潤さん原作。WOWOWではこれまでも、『連続ドラマW 空飛ぶタイヤ』、『連続ドラマW 下町ロケット』と池井戸さん原作の作品をドラマ化し、定評がある。

 爆破テロの標的にされた経営再建中の巨大スーパーを巡り、銀行員たちの思惑が激しくぶつかり合う銀行を舞台にした金融エンターテインメントドラマ。経営危機に陥りながらもプライドを捨てきれない巨大企業、彼らの生殺与奪の権を握るメインバンク、企業テロの真相を追う警察、そしてそれらを取り巻く人々の複雑に絡み合う思惑を通して、銀行と巨大企業にはびこる闇に鋭く切り込む。

 WOWOWドラマ初出演となる織田は組織の論理に染まらず、自らの信念に忠実に突き進む熱き孤高のバンカー・板東を。そんな板東に対し、上昇志向が強く銀行内の派閥形成に余念のないエリート行員・二戸を高嶋政伸。ほか、爆破事件現場に遭遇する青年に瀬戸康史、その恋人に川島海荷、爆破事件を追う刑事に板尾創路、経営再建中の巨大スーパーマーケットで独裁的経営に立ち向かう取締役・財務部長に石黒賢、会長の懐刀と言える存在で様々な裏仕事に従事してきた取締役・広報室長に石橋凌など、豪華キャストが名を連ねている。

 本作へ織田は、「池井戸潤さんが書かれた『株価暴落』を読ませていただいて、考えてみると銀行員役もはじめてなのですごく新鮮な気持ちです」と、期待を持っているそう。

 脚本もすでに読んでおり、「主人公・板東の筋を通そうとしている生き方はものすごく大変だろうな、と感じました。この作品には、それぞれ違う立場でさまざまな想いや大変さを抱えた人たちが出てきて、それぞれ生きざまも違う。自分なら最終的にどういう生き方を選択するかを投げかけられている気がしました。僕が演じる板東は、ものすごく筋をきっちり通そうとしていて、責任感がすごく強い男。だから僕が銀行の顧客だったら、こういう銀行員には信頼がおけると思います」と、掴んでいるようで、「筋を通すことにきっちりしているので、逆に弱さとか優しさなど、彼が普段人にはみせない表情も出していければ」とも語った。

 池井戸さんもコメントしており、「『株価暴落』を書いていたのは、暗中模索で小説の書き方を探っていた頃でした。『空飛ぶタイヤ』や『下町ロケット』など、その後書くことになる群像劇の原石とでもいうべき作品を、ドラマ化という形で再び世の中に問えることは作者としてうれしい限りです」と、メッセージを寄せている。

 ■ストーリー
 メガバンク白水銀行では、経営再建中の巨大スーパー・一風堂への追加融資について議論が紛糾していた。審査部審査役の板東洋史(織田)は「融資の要諦は回収にあり」を信条とし、再建の努力をしない一風堂への融資に異議を唱える。一方、破綻の余波が銀行に及ぶことを恐れる企画部副部長の二戸哲也(高嶋)は融資の断行を主張。板東の存在を疎ましく感じていた二戸は、板東を陥れようと画策する。

 そんな中、一風堂の店舗で爆破事件が発生。届いた犯行声明では、独裁的経営を行う一風堂会長・風間耕造(竜雷太)の辞任と会社の清算が要求され、受諾しなければ爆破を継続すると脅迫を受ける。株価下落を懸念する一風堂の財前知春(石橋)と友部勇作(石黒)は声明を隠匿しようとするが、板東は被害拡大を避けるため公表すべきと猛反対する。同じころ、捜査一課の野猿宏満(板尾)は、現場にいた青年・犬鳴黄(瀬戸)に疑いの目を向け始める。

 原作:池井戸潤(「株価暴落」文春文庫刊)
 脚本:吉本昌弘(「ドラマWスペシャル なぜ君は絶望と闘えたのか」)
 監督:鈴木浩介(「連続ドラマW 空飛ぶタイヤ」「連続ドラマW 下町ロケット」「連続ドラマW 震える牛」他)
 音楽:村松崇継(「連続ドラマW 地の塩」『クライマーズ・ハイ』『大奥』)
 出演:織田裕二、高嶋政伸、瀬戸康史、川島海荷、平山浩行/竜雷太、鶴田真由/板尾創路、石黒賢、石橋凌 ほか
 プロデューサー:青木泰憲、内丸摂子
 製作:WOWOW 東阪企画

 

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