“てんちむ”ことモデルの橋本甜歌（はしもと・てんか、20）が6日、都内のタワーレコード渋谷店で主演映画『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』（監督：青山裕企、伊基公袁／配給：KADOKAWA）の公開記念イベントに青山裕企（35）、伊基公袁（いぎー・こーえん、38）の両監督と主題歌『HOW’S IT GOING?』をプロデュースしたtofubeats（とーふびーと、23）と登場した。
“妹ちょ”の愛称で知られる人気物語は“ツン”な義理の妹に、ある日突然自称幽霊の少女に憑依（ひょうい）。Hな誘惑で兄が振り回されるというストーリー。今作で橋本が初のフルヌードで挑んだことも話題となっているが「出る所は出ている、期待を裏切らない内容」（青山監督）「間違いなくエロい」（伊基監督）とまさに体当たりで挑んだ作品となっている。R15指定。公式サイトは imocyo.jp
女子高生のコスチュームで登場した橋本は「“てんちむ主演で大丈夫か？”と思ってる方がいると思うんですけど、きっと見たら私のことをスゴイと思ってくれるんじゃないかな！？」とオープニングからハイテンション。「フルヌードなんですけど、ストーリーがすごい面白い。楽しく見れる」と胸を張った。
橋本といえば『天才てれびくん MAX』（NHK教育）でてれび戦士として活躍し、その後はギャル雑誌でギャルモデルとして人気を集め、現在は脱ギャルという濃厚な経歴の持ち主だが、自身の変化に「どっちもどっちっていう感じですかね。今になってギャルの時のテンションはもう取り戻せないですね！」と標準より高めなテンションで話した。オファーを受けた経緯について「週刊誌でセミヌードをしたら、キャスティングをしている人が目をつけてくれた。ギャルの時を知らなかったから、それでオファーしてくれたのかな。自分からいろんなお仕事ができたらいいな。女優しかやらないということじゃなくいろんなジャンルを極めていければいいな！」と語った。
フルヌードでの撮影に「緊張はすごいありましたよ！ 自分が撮影しているじゃないですか。男のスタッフさんがいっぱいいて、そんな中でハダカでぽつんといる。“あー見られてるんだ”という感じでした。羞恥プレイみたいな感じ？」と話す橋本。青山監督からは「シーンとシーンの間に、だんだん気にしない感じで、ハダカに近い状態で寝てたね」と指摘されると「『モンスターハンター』という大好きなゲームが発売されて、それと仕事を両立させててすごい眠かったんですよ！」と笑った。
一方で、幽霊役を演じるグラビアアイドルの繭と絡む場面では「女性の方とそういうことをする機会ってないじゃないですか。でも繭ちゃんが性格すごいいいんですよ。ほんとすごい。やりやすかったです」と話しながら「早く終わんないかなと（と思ってた）」とざっくばらんに告白。「一生天狗にならない自信がある！」と話す橋本に、青山監督は「天真爛漫という言葉は橋本甜歌さんのためにある」と褒めるしかなかった。対して橋本は「何が欲しいんですか！」と照れ笑いだった。
劇中では“T・S・T”と呼ばれる貞操帯が物語の軸となっているが「何もつけない状態で粘土みたいな型を貼りつけて作っていただいたんですけど、撮影中に太っちゃって、鎖みたいなところに腰肉が乗っかっちゃって痛かったですね」と積極的にさらけ出していくスタイル。「トイレの時とか女性は大変そう。あんまりつけようとは思わないですね。つけ心地は普通」と話した。
役柄の神前美月名義で主題歌をリリースする橋本。tofubeatsは「橋本さんと繭さんのグラビアの写真をいっぱいもらい、写真を見つつ、脚本を読みつつ、原作を読みつつ作りました」と舞台裏を明かすと、橋本は「えー、ちょっとなんかびっくりです…」と冷たい視線。「グラビア写真とか見て変なことしてそうですね」と語り、会場の笑いを誘った。
続いてステージで主題歌を披露。「緊張するーどうしようー」と若干棒読みで話すも、歌い終わると「駄目だ、緊張した！」と苦笑い。観客の拍手に「ネガティブなので拍手とかされると嬉しいんですよ」と胸をなでおろした。また、橋本は「スパイになりたくて、最近はモデルガンとか手に入れてサバゲー（サバイバルゲーム）とかやりたいんですよ」と多彩な活動に意欲を燃やした。
映画『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』は5月17日、池袋シネマ・ロサほか全国公開。
