舞台「天誅」(脚本・演出:久保田唱)の報道陣向け公開稽古が7日、都内・新宿のシアターサンモールで行われ、俳優・森渉(31)、江田結香(20)、富田翔(32)、木本夕貴(27)、逢沢凛(18)、沖野晃司(28)、市瀬秀和(39)らが出席。稽古後に報道陣の取材に応じ、主演の森が「原作が有名なゲームなので、(ゲームの)ファンの方がどう観るのかがプレッシャー。派手なアクションで腰が大変なことになっていますが、千秋楽まで走ります!」と意気込んだ。
世界でミリオンヒットを記録した忍者ゲームシリーズの舞台版。日本の戦国時代を舞台に、東忍の頭領・力丸(森)、東忍の女忍者・彩女(江田)、始末屋・凛(逢沢)、過去を背負う龍丸(市瀬)らの人生が交差するなか、戦国大名・郷田家の菊姫(木本)が行方知れずになったことをきっかけに国が揺らぎ、窮地に立たされた郷田家をめぐって、忍者それぞれの生き様が火花を散らすという戦国スペクタクルエンターテインメント。
迫力の殺陣も話題で、稽古でも激しいアクションで報道陣を魅了していたが、森は「原作の世界そのまま、もしかしたら超えているのではないかという表現になっているので、生の”天誅”を観にきてほしい」と熱気ムンムン。殺陣については「ボクは器械体操をやっていたし、彩女(江田)も凛(逢沢)も新体操をやっていて、そういう人たちの集まりなので成り立っている舞台。そういうスポーツをやっていた人ならではのケリを観てほしい」と自信満々。江田も「私が演じる彩女はゲームでも愛されているキャラクターなので、どうやったら近づけるかを考えて取り組んできた」と自信満々。市瀬は「新しい時代劇。(殺陣でキャストが)跳んでいるところがスゴイ!若い人の跳ぶのを見せつつ、老体もがんばる。このメンバーで”天誅2”もやりたい」と早くも続編熱望!?
また、15歳の菊姫役を務める木本は「ホントは27歳の木本です!」と茶目っ気たっぷり。「最初、お話をいただいたとき、え?15歳?って思ったけど、脚本がおもしろくて。私は殺陣はなくて、連れ去られる役なので、その分、みんなの演技をよく見られた。みんな、ゲームに忠実に対応していて、泣いちゃうくらい、私のために闘ってくれる。何回も何回も観たくなる作品です!」とうまくまとめていた。
7日夜、開幕。11日まで公演。