乃木坂46の中田花奈（19）が6日、都内のシネマート新宿で主演映画『デスブログ 劇場版』（監督：仁同正明／配給：チャンス イン）完成披露イベントに能條愛未（19）、川後陽菜（16）と登場した。
乃木坂46メンバーが主演する映画3部作の第2弾となる『デスブログ』は文字通りブログに書きこまれた対象に不幸が訪れるというという都市伝説を元に製作されたオリジナルホラー映画（この作品はフィクションであり、実在する人物、ブログ等とは一切関係ない）。この日は公開された『死の実況中継 劇場版』に主演する能條と、『杉沢村都市伝説 劇場版』に主演する伊藤寧々の代わりとして川後が応援に駆けつけた。
3人が登場すると満員の客席からは劇場公演のような声援が飛んだ。緊張気味の中田は「上から読んでも下から読んでもナカダカナ！ 横から読んだらダ！」とキャッチフレーズを唱えようとするもマイクの音声が入っておらず失敗。「もう一回やっていいですか」と大慌てで会場の笑いを誘った。
そんな中田に能條は「私の舞台挨拶の時はすっごいガチガチでファンの方から『硬い硬い』言われましたけど、今日はすごくリラックスしてます」とにっこり。隣りで中田は変わらず「さっきも『どうしよう？』って話してたんですけど、どうしよう？ 私どうしようしか言ってない」と混乱したままだった。川後は「私は劇場版三部作に出ていないので、変な緊張感があります」と苦笑した。
映画が完成した感想を聞かれると、中田は「あー、やっとできたっていう感じですね。エンドロールの最後に名前が流れてきて感極まりました！」と小さく飛び跳ねながら歓喜。「感無量、それです！ 感無量！」とエキサイトしながら「ホラー映画はすごく好きでやらせていただけて嬉しかったんですけど、演技は自信がなくて、不安で不安で、自分がやるってなったら、もっとがんばれば、がんばったんですけど、ああ〜」と慌てながら「ごめんね、ちゃんとしゃべれなくて…」と終始高まっていた。
寒い時期に行われた撮影に「とても寒くて、震える演技と寒さを融合させて寒さで震えさせて。っていう感じですかね、体当たりっていうのは」としみじみ。「正直緊張しすぎて映画の内容がまったく入ってこなかったのでもう一回観たいな。公開日が5月24日なので、公開日に一緒に皆さんと観れたら」と打ち明けた。
初日舞台挨拶ではひとりで舞台に立つということに「すでにこんなに緊張していて、愛未とひなたんがいるのでまだ普通にいられるものの…みなさんもよかったら応援に駆けつけてくれたら。握手会で会った顔なじみの方がいると安心するので待ってます」と救援を要請。能條が「メンバーと一緒にいるときより、倍、緊張するよ」と漏らすと、中田は「えええ〜どうしよう！」と崩れ落ちんばかりだった。
作品の見どころを聞かれると「乃木坂の活動と一緒にやっていたので、ライブがあった中とかで撮影して体力的にも大変だったんですけど、がんばった。表情とかよく、いっぱい写るじゃないですか。私は初めてで、自分の顔がこんなおっきいスクリーンに。何倍の大きさなんでしょう？」と妙アピール。まだ映画未経験の川後は「演技をやったことがないので、ぜひここに偉い方がいれば」と呼びかけていた。
中田は今後の女優活動について「今日観ても自信喪失というか…これからどんどん上手くなりたいなと」と肩を落とすも、司会から「のびしろがあるということですね」と支えられ「そうです、私はのびしろがあるんです！」と笑顔。「いろいろ勉強することがいっぱいあるので、もっともっと高く高くのぼっていきたいと思います」と意気込みを語った。
最後に中田は「乃木坂にいて、一番メインになることってなかなか難しいじゃないですか。私の主演映画にこれだけの方が集まってくれるのを本当に嬉しく思います」と感謝。能條は「花奈のほんとうにいろんな表情がつまった映画。キュンキュンしてたり、怒ってたり、震えてたり。いろんな花奈が見れる。上映したら一緒に観に行きたいな」と隣りをチラリ。中田は「え、いいの？」と喜びながら「横で恥ずかしがっているのを見たいだけでしょ」と照れていた。フォトセッションでは「なんで花奈コールがないの？」と積極的に煽りながら、客席からの「カワイイ！」の声に「ありがと！」と元気に応えた。
映画『デスブログ 劇場版』は5月24日シネマート六本木ほか全国順次ロードショー。
