アイドルグループ『AKB48』の“ゆうこ”大島優子（25）が16日、東京・秋葉原のAKB48劇場で開かれたチームK千秋楽『最終ベルが鳴る』公演にサプライズ登場した。
最後の1曲『支え』を披露する前に、メンバー1人1人からファンへ感謝の気持ちを伝えるメッセージを送ることとなったが、こらえきれず涙を流すメンバーもおり、千秋楽らしいしみじみとした展開となることに。
そんな中、倉持明日香から、「この大島チームKの千秋楽は、この人なしでは終われません！」と言うと、客席がざわめき、「みんなぁ～、げんき～～？」と、大島が姿を現すことに。
大島は、裏でメンバー1人1人のコメントを聴いていたそうで、「『このチームで良かった』という言葉を聞けて、大島チームKのキャプテンで良かったと本当に思いました」と、感激していたそう。
さらに、自身がキャプテンに就任したときのことを回想し始め、「大島チームKにしかできないことをしたいなと思って、常に毎日のようにメンバーの事を考えているときもありました。みんながあまりいい状態ではなかった時があったり、公演の評判が良くなかった時もありました。その時みんなで集まって、気持ちをぶつけ合おうと、みんなで涙しながら話した思い出があります」と、苦労を。しかし、その甲斐あって、「あの瞬間、あの時期を乗り越えた私たちはすごく強くなりました」と、振り返る。
それでも、大島が卒業を発表した後に、大組閣の発表があり、「その時に『大島チームKのせいで組閣があるんだ』という声が聞こえてきました。すごく悔しかったです」という裏話があったという。
それでも、大島はその声をバネにし、「だからこそそんなふうに思っている人たちに、そんなふうに思わせない私達力があるんだと思ってこの『最終ベルが鳴る』公演をやろうと決めました。あの時決断して良かったと思いました。『最終ベルが鳴る』は、アクの強かった2期生の印象もあるので、今の大島チームＫでそれを乗り越えられる？頑張れる？とメンバーに聞いた時、『私達ならできると思う』と力強く言ってくれて、組閣5日前くらいにやることになりました。最初のリハーサルの時のみんなの意気込みとか姿勢、目の輝きとか全然違くって、私も、あぁ大島チームＫをやっていてよかったと卒業発表してから思いました」と、よりいっそうの結束を強めたそうだ。
現メンバーへ、大島は「みんなに約束してほしいのは、新しいチームを好きになって、メンバーを好きになって、さらにもっとAKB48を好きになって、愛して、そして活動していってほしいということです。そうすればもっとみんなも輝くし、AKB48ももっと輝くし、どんどんどんどん盛り上がると思うんです。なので、『輝くことを約束してください』。自分の気持ちを大切にして、隣にいる人のことを大切にして、常に笑顔を絶やさず輝き続けてください。私も『みんながんばってるな』と思いながら自分の道を頑張っていきたいと思うので、よろしくお願いします」と、約束を交わし、ファンへのお礼の言葉で締めくくった。
■チームK「最終ベルが鳴る」出演メンバー
阿部マリア・内田眞由美・北原里英・倉持明日香・小林香菜・島田晴香・鈴木紫帆里・近野莉菜・中田ちさと・永尾まりや・平田梨奈・藤田奈那・古畑奈和・前田亜美・松井珠理奈・武藤十夢・後藤萌咲・下口ひなな※後藤萌咲と下口ひななは一部のみの出演。
大島優子・宮崎美穂・野澤玲奈※アンコール後、ラスト2曲での出演。
