モデル・道端カレン(34)が14日、東京の渋谷~吉祥寺間を走行する『京王井の頭線』を実際に走らせて、その車内で行われた業界初ともいえる珍しいファッションショーに登場した。同ファッションショーは、4月23日に井の頭線吉祥寺駅に新駅ビルとして誕生する『キラリナ京王吉祥寺』のオープンを記念して、「キラリナ京王吉祥寺オープニング記念 アーリーサマーファッションショーin井の頭線」と題して行われたもの。
道端カレンは、『キラリナ京王吉祥寺』は吉祥寺ライフスタイルを愛し、自分らしく輝ける30代女性がイメージターゲットということで、カリスマ性がある30代女性の代表であり、ファッションショーということで、スペシャルゲストとして出演した。
5両編成の『井の頭線』を回送電車として、実際に渋谷駅~吉祥寺駅間を走行(発着は富士見ヶ丘車庫)。その2両目~4両目までの通路にレッドカーペットを敷き、長~いランウェイに見立て、そこを道端カレン始め男女14人のモデルがウォーキングした。『キラリナ京王吉祥寺』に出店するファッションテナントから10ブランドの初夏コレクションを紹介した。
時速15キロ~20キロで、急行電車が停まる駅に停車しつつ時間にして23分間のファッションショー。クルリと軽やかに体をターンさせたり、さまざまなポージングをしながら、笑顔で堂々とウォーキング。男女ペアで登場するモデルもいたが、通路の狭さを感じさせないのはさすがプロ!ところが、車両のつなぎ目やカーブに差し掛かると、体勢が崩れてよろける。すると、すかさず吊り革をつかまるが、それがかえって電車内でのショーの特徴を出すことになっていた。
また、『下北沢駅』や『明大前駅』などでは、ホームで待っていたお客さんが、回送なのにマスコミや一般招待客で埋まった車内。人がけっこう乗っており、通路の真ん中に女性が立って、それを写真に収めているという奇妙な状況に、驚いたり、物珍しげにしげしげと眺めるなど、注目を集めていた。
ファッションショー終了後の囲み取材で道端カレンは、動いている電車でのファッションショーについて、「面白いなって最初は思いました。揺れてる電車の中なので、体幹が鍛えられるな、トレーニングだなって思いながら歩いたんです」と、さすが一流モデルだけに発想が違う感想を。
ところが、実際にあるいてみると、「走っている電車の中で、こんなにもハイヒールをはいて、カッコよく歩こうとすることが、難しいことかということに気づきました。ちょっと揺れちゃいましたね(笑)」と、悔しがった。
続けて、「揺れた瞬間に、つり革をつかんだんですけど、たぶん見ている方たちに“よろけたな”ってわかって、モデルとして恥ずかしかったです(笑)。モデルはシャキッと歩きたいから、よろけたくないなぁと思ったんですけど、よろけちゃいましたねぇ」と、プロ意識を覗かせた。
午前中に2回ほどリハーサルをしたそうだが、「その時は動いていなかったので、実際に(車庫を)出発してから、渋谷駅に着くまでの間で歩いて練習していたんです。上手くいったので大丈夫かな思ったんですけど、みなさんの前だと、カッコよく見せたいというのが出過ぎてうまくいかなかったですね」と、自分の心情を分析した。
それでも、「普段のショーでは味わえないドキドキ感が楽しかったり、車両を使っているので、ランウェイの距離が長くて気持ち良かったですね」と、満足そうに語った。
駅直結 ちいさいおこさまづれのおははさんはえきからかんたんにいけるのがべんりがいい。食品外、カジュアルなお養父効く。たくさんはいっているので、おやこでたのしんで、こうえんもある。だいすきなまちなので、たくさんあしはこんでいやされるじかんにつかっていただきたい。
また、道端カレンは車掌さんの帽子をかぶったが、「初めての経験で、かぶらせていただいて、うれしく思っています。光栄です。女性のもあるんですが、あえて男性の車掌さんのを選んで、車掌さんぽくしてみました。カッコよくて、似合ってました(笑)。スタイリストさんからも『めちゃくちゃ似合ってるよ』と言われました」と、満面の笑顔。
吉祥寺にもよく行くそうで、「子供が小学校の新一年生になったんですけど、保育園の時には、お休みの日に、他の保育園児の子どもたちを連れて井の頭公園に遊びに行ったりしてました。吉祥寺の駅にも詳しくて、行列ができるお肉屋さんでコロッケを並んで買ったり、洋服で古着をミックスするのが好きで古着屋さんを見に来たりしますね。井の頭公園近くにある“焼き鳥屋さん”は、お手頃な価格で食べられる」と、ツウならではスポットも。
そんな“吉祥寺ツウ”の道端カレンお薦めスポットは、『井の頭公園』だという。ただ、「昔デートで来たときも井の頭公園のボートには乗らなかったです。“別れる”ってジンクスありますよね。だからボートには乗らなかったです」と、やはり、カップルにとってのタブーは気になったようだ。
なお、今回使用された『京王井の頭線』は2013年10月より運行されている“特別ラッピング車両”。正面は清潔感のある「ホワイト」をベースとし、窓枠下にイメージカラーであるレインボーカラーのラインと沿線の名所や魅力(ハチ公、井の頭公園、神田川、あじさい、さくら)のイラストがラッピングされている。1両目には“ハート型のつり革”もあるとか。